« 愚痴 |
メイン
| 秋深しわたしは何をする人ぞ »
他人の悪事(とが)や
為せし為さざりしを見つるなく
己が為せし為さざりしをば見てよかし。
美しき色にしあれど香りなき華の如くに
身に行わざる人の言う善き言葉は
果(み)ぞ結ばじ。
原始仏教経典のひとつ
法句経からの抜粋である。
この文の中の「人」を「国」と
読み替えると
アメリカや日本の独善性に重なる。
いばった人間への戒めを静かに含んでいる。
誰かがあんなことをしたこんなことをしたと
とやかく責め立てる前に
自分がどんなことをしているのか
顧みたほうがいいね。
首脳と呼ばれる人々は演説好きだが
その言葉の数々は
実や種にならないとわかって咲く花のように
空しく響くよ。

コメント