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2013年10月20日 (日)

他人の咎

他人の悪事(とが)や

為せし為さざりしを見つるなく

己が為せし為さざりしをば見てよかし。

美しき色にしあれど香りなき華の如くに

身に行わざる人の言う善き言葉は

果(み)ぞ結ばじ。

原始仏教経典のひとつ

法句経からの抜粋である。

この文の中の「人」を「国」と

読み替えると

アメリカや日本の独善性に重なる。

いばった人間への戒めを静かに含んでいる。

誰かがあんなことをしたこんなことをしたと

とやかく責め立てる前に

自分がどんなことをしているのか

顧みたほうがいいね。

首脳と呼ばれる人々は演説好きだが

その言葉の数々は

実や種にならないとわかって咲く花のように

空しく響くよ。

Dsc04238

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