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2015年9月

2015年9月30日 (水)

maroのこと

犬を飼い始めて9年半になる。

名前をmaroという。

彼女の様子が最近おかしい。

この1か月ほど吠える回数が増えた。

それと朝散歩に誘っても出てこなくなった。

なにかいつも気が立っており

元々神経質なのがさらにひどくなった。

まだ高齢というには少し早いが

彼女もそれなりに歳をとった。なのに

歳をとるごとに気性が激しくなっているようだ。

オレはこの子の気持ちを理解しようとつとめるより

主従関係で命令をきかせるほうに偏っていた

と反省。へこんでいる。

さくら動物病院の先生によると

痴呆にはまだ早い。もしかしたらちょっとした脳炎かも。もしくは

生理周期で不安定になっているのかもと。

いずれにしろ原因ははっきりとわからない。ただご機嫌ななめ

なときはそっとしておいてあげたらどうか。そんなお言葉。

今、『イヌの心理学』(堀明 著 かたおかともこ 絵 日本文芸社)

という本を読んでいる。

Dsc01323 家に訪れる方へ。おとなしいように見えても

触らないほうがいいです。突然噛みつくこともありますので。

2015年9月29日 (火)

ご利益

子どもの頃田舎のおばあが

ヘビの抜け殻を財布に入れておくと

お金持ちになれる

と笑いながら教えてくれた。

今なら迷信と即答で片づけてしまいそうだが

子どもは素直だ。

なんでヘビの抜け殻にそんなごりやく

があるのだろうとまじめに首をかしげた。実際に

小さな財布に入れていたら

いつのまにか粉々になって

小銭がまみれてた。今現在金持ちとは縁遠い。

Img01579 青大将が夏に卵をいくつも飲みこむ。

でも彼らは鶏舎の守り神。ありがたい。

2015年9月28日 (月)

プチ絶食

梨うまい。晩メシこれだけ。

頂きものの20世紀。甘い果汁でむせる。

Dsc00870 相方はなは月2回くらい

一晩実家に帰省して親孝行したい

と言うので

そういう晩はオレひとりで優雅に過ごす。

優雅といってもたんに読書三昧というだけ。

女の子を連れ込んでいちゃいちゃしたくないわけでもないが

そんな甲斐性ない。

ひとり夜はプチ絶食。

夕方果物と水を頂きその後は

まどろみと読書を繰り返しつつ眠りに落ちていく。

2015年9月27日 (日)

自称独立国家

昨日の福島菊次郎さん訃報の記事。

アンポ関連法成立直前に彼が残したという言葉。

「みんな戦争なんて始まらないと思ってるだろ。

でも始まるよ」と予言のような警鐘に

どきっとした。まこと修羅場を

幾度もくぐってきた人の言葉は重く胸に響く。

そこでオレなりの予言じみた戯言。

国家が存立基盤の憲法をないがしろにして

しゃにむに権力強化を謀る時代。

なにか朦朧とした不安が漂い

きな臭い気配で大地がゆがむ時代。

世の中の出来事が磨りガラスを通したかのようにおぼろで

遠く凝視できない時代。

土地の余っているイナカでじっくり力を蓄えて

自称独立国家を樹立すべく生きるのが賢い。

Dsc01301

2015年9月26日 (土)

福島さんの思い出

もう13~4年前になるだろうか。

柳井駅北にあった小さなアーケードの一店舗を

ギャラリーにして

福島さんが今まで撮った写真を

展示しておられた。たしか3回ほど訪れた。

パネルに拡大した写真たちは

写された当時の生々しさを醸しており

迫力があった。当人は入り口右手片隅で

もぎりをしながらワープロにかじりついていた。

カウンター代わりのガラスケースには

彫金の作品が販売中?でその脇に立ててあった

スナメリの唄CD一枚買った。

遠慮がちに話しかけてみたら案外気さくに答えてくれた。

若い頃いっとき徳山の精神病院に入っていたことや

全共闘と機動隊の間でもまれたことなど。恐くなかったですか?

と間抜な質問をしたら

カメラに収めるのに夢中で・・と

そのような言葉だったと記憶している。

うまく言えないが

福島さんの存在自体がそこに並ぶ写真以上に

圧倒的な迫力で脳裏に刻まれた。けっして大げさでなく。

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2015年9月25日 (金)

チー

10年以上鶏飼ってて

たまにすごく人懐っこい子を発見する。

そういう子の名前はチー(チビがなまってチー)と決まっている。

ふつう平飼いや放し飼いにしていても

人が触ろうとすると嫌がって逃げていくものだが

なかには人から触られたり抱かれたりするのが

苦ではないのがいる。

チーは鶏舎から外に出たくてしょうがない。

人が餌を与えるために鶏舎に入ると

餌のほうには見向きもせず

人とすれ違いに外に出ていく。

でも考えてみると

みんな外に出て気ままに過ごしたいよね。

人の都合で我慢させられているだけ。

かといって野放しにするわけにもいかず。

Img01592 人が草刈りしてたり耕していると近くに寄ってくる。

好奇心旺盛というか飛んでくる虫を食べたいだけなのか。

2015年9月24日 (木)

家畜

日本で1年間に屠畜される家畜数は

牛127万頭

豚1660万頭

鶏5億8996万羽という。

(『沖縄の人と豚』 比嘉理麻 著 京都大学学術出版会 参照)

何万頭とか何億羽と言われても

にわかにその数を見当することが難しい。

それにこの数は

日本における屠畜数なので実際に

日本人が食している家畜数は

輸入製品も含めると倍かその倍か。

この数を挙げた理由は

これだけの家畜が食べている飼料を

ちょっと想像してみたかったからである。

つくづく日本の家畜というものは

輸入飼料それも多くが遺伝子組み換え飼料に依存している。

かたや日本人は大量の食品残滓物を重油で燃やす。

こういう飽食の在り方が国として

どうにかできないものかな。

家畜由来の病気を取り締まるのは

ヒステリーなほどの家畜行政なのに。

Dsc01640 祝島の氏本さんとこの牛。

2015年9月23日 (水)

おくら

朝メシに刻みオクラの入った

味噌汁を頂く。オクラの粘りが汁に溶けて

喉を通る触感がうれしい。

5月初旬に種を蒔き

2週間くらい育苗して畑に定植する。

直根を傷めることがあるので

ほんとうは直播がいいがネキリ虫に茎を切られて

欠株が多くなることがあるので

うちでは苗を育て畑に移すようにしている。

ポットに4~5粒蒔いて間引きせず

芽が出たそのままを植える。

4本くらいの株立ちになるがこのほうが

着いた実がゆっくり肥大する。

少しゆがいて丸ごとかじるのや

丸ごと天ぷらもいける。

Dsc01813

2015年9月22日 (火)

情報過多

日本人は今の渦巻く雑多な情報を

器用に使いこなしているか。

テレビもネットもスマホも

ぜんぶ不要なんじゃないかという声がときどき聞こえる。

頼っていながら要らないというのも横着だが

幻聴のようにいらんうるさいうっとおしいという声が聞こえる

ような気がする。実際のところ

サルが暇つぶしにスマホいじってるのと

そう隔たったちがいはなさそうに見える。

サルに対して失礼かもしれないがもう少し続ける。

S.キューブリックの『2001年宇宙の旅』冒頭

R.シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』BGMで

原始人が棍棒を振りまわす映像が浮かぶ。

その棍棒が情報の象徴であるスマホに変わっても

サルはやっぱりサルだ。

テレビもネットもスマホも

そんな物影も形もなかった時代の日本人のほうが総じて

賢かったんじゃないかという気がする。

Dsc00990

2015年9月21日 (月)

秋の味覚

わな猟見回り。

今時季イノシシは栗の木を求めて

山を歩きまわっている。

たいてい大きな栗の木の下には

鼻づらで地面をなでた跡がある。

あたかもがんぜきで掃き清めたように。

なので人も

イノシシの好物がある

周辺にわなを仕掛けつつふと見渡すと

落ちたばかりのイガ栗が

散らばっている。彼らの貴重な糧を横どり。ごめん。

Dsc01852 ♪大きな栗の木の下で

あなたとわたし出会っちゃたらどうしましょ~。

足音たてずに去りましょ~。

収穫の秋。自然の恵みに感謝。

がんぜき=熊手の事です。(山口県の方言)