福島さんの思い出
もう13~4年前になるだろうか。
柳井駅北にあった小さなアーケードの一店舗を
ギャラリーにして
福島さんが今まで撮った写真を
展示しておられた。たしか3回ほど訪れた。
パネルに拡大した写真たちは
写された当時の生々しさを醸しており
迫力があった。当人は入り口右手片隅で
もぎりをしながらワープロにかじりついていた。
カウンター代わりのガラスケースには
彫金の作品が販売中?でその脇に立ててあった
スナメリの唄CD一枚買った。
遠慮がちに話しかけてみたら案外気さくに答えてくれた。
若い頃いっとき徳山の精神病院に入っていたことや
全共闘と機動隊の間でもまれたことなど。恐くなかったですか?
と間抜な質問をしたら
カメラに収めるのに夢中で・・と
そのような言葉だったと記憶している。
うまく言えないが
福島さんの存在自体がそこに並ぶ写真以上に
圧倒的な迫力で脳裏に刻まれた。けっして大げさでなく。
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