AMOUR
先日、広島シネツインで
『愛、アムール』という映画を観た。
それ以来、老いという言葉が頭をめぐる。
知的で音楽に造詣が深い老夫婦の晩年。
淡々とした日常のなかに唐突に
老いを突きつけられる日が来る。
だれしも精神的な別れがそんなにさっさとやってくる
とは考えたくない。でもいずれ考えざるをえない
生の課題である。
生きていることは常に死と隣り合わせだが、
それを日常的に意識するのは怖い。
いまとここは刻一刻と変化し続けている。
リヒャルト・シュトラウスの『死と変容』という曲が
わかる気がする。いや、ほんとうはわからないけど。
オレにもいずれ死に親しみをおぼえる日が来るかな。
死、か…
生まれたからには必ず死が。
生と死、出会いと別れ。
別れたら新しく出会う(生まれる)為、
老いて懺悔してクリアするさ!?
投稿: きょん | 2013年5月 8日 (水) 17時20分