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2013年6月 5日 (水)

『はだしのゲン』

という中沢啓治さんの漫画の冒頭に

踏まれても踏まれても強くたくましく育つ人間になれよ

と、麦にたとえて話すお父さんが登場する。

昨年、中沢さんは惜しまれながら亡くなった。

享年73歳。

『はだしのゲンが見たヒロシマ』

というドキュメンタリー映画を

横川シネマで観たのは一年前だったか。

まだまだ伝えたい言葉がいっぱい

胸の内にあったはずだ。オレも悔しい。

原爆を浴びたヒロシマの光景が

ひとつひとつ網膜に焼きついて離れないという。

当時小学2年生だった中沢さんの眼は

まるでカメラのシャッターのように

その凄惨な光景のひとつひとつを

心の内側に張りつけていったのだろう。

この心の内側をどう受け継いでいくか

日々問われている。

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コメント

子供の頃に読んで、えもいわれぬ恐怖と悲しみを感じました。数日間寝つきが悪くなるほど…
実際に戦争を経験していない者が どの様に受け継いでいくか…とても難しい課題のひとつだと思います…

昔感じた感情を呼び覚ましてくれた『はだしのゲン』の記事に感謝です。

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