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2013年8月31日 (土)

強靭な肉体と精神

『夜を賭けて』

という梁石日さんの小説がある。

映画化もされて確か山本太郎さんが

出演していた。在日朝鮮人による大阪造兵廠跡地での

鉄くず収拾が思わぬ展開を見せる

やってくれる小説である。

登場人物の反骨精神が

痛快で在日朝鮮人の豪胆な気質が

うらやましい。日本人は彼らに比べて

なまっちょろく弱弱しい

印象がする。1945年に日本はアメリカとの戦争に

負けて以来民主主義の国を自称している

が、果たして我が国はそんなに民主的な国か疑わしい。

ことに大政党が席巻する政治舞台など

お飾り的で、暗部を微妙にはぐらかして

民を操作する。

本当の民主主義国は謙虚に歴史を検証する。

そして今が民主的かどうか常に点検する。

それは上からの点検ではない。

市民が権力の民主性をただすことができる国かどうか。

日本の国にははっきり言ってそれがない。

『夜を賭けて』ぜひ日本人の皆様に

読んでほしい一作。

<a href="http://yamaguchi-blog.com/wj.php?cd=0243" target="_blank" utn>山口ブログ</a>

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