はぜ掛け
山口県では
ハザ干しとかナル干しとも呼ぶ。
田んぼで稲を刈り取った後
竹などで物干しを作り
刈り取った直後から干していく。
生籾のときには
水分含有量が25~30%あるので
太陽と風の力で
13~14%まで乾かす。
うちではだいたい3週間干す。その後脱穀。
はぜ掛けをした米はうまいか?と訊かれると
うんって即答はできないけど
はぜ掛けした風景も目で味わう味覚
なんじゃないかな。通りがかりの人たちが
ふと足を止め郷愁に誘われたり
なにげない景色の中に子どもの頃を思い出したり
スズメやカラスが干してある稲を突っつき遊ぶ姿も
大きな目で見ればごちそうなんだよね。
食の恵みはなにも食卓の上だけにあるのではない
とそんな気持ちで手間をかける。
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