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2013年11月 2日 (土)

メーテル

松本零士さんの漫画

『銀河鉄道999』のクライマックスを

観るたびに身につまされる

というか現代社会に対する皮肉に見える。

艱難辛苦あっても

べっぴんのメーテルと共に旅ができて

鉄郎は幸せ者だなと羨んだが

アンドロメダ星雲の中心にたどりついて

さあ機械の体にしてもらおうかという展開で

鉄郎は逃げ出す。ずらかる。

世界を動かす巨大な機械のネジのひとつになんか

なりたくないと騒いで駄々をこねる。

この逃げ出したくなる衝動的な気持ちは

ん~わかる。でも人は誰しも

自分がネジのひとつにすぎないとは

考えたくないよね。自分が常に主人公で

ありたいよね。ん~わかるよ。

松本零士は壮大な皮肉屋かもしれない。

Dsc04346

コメント

通過儀礼の話だねー。それもメーテルは鉄郎の実母そっくりに作られているという…。
ぼくなんか、いまだに駄々こね続けて逃げ続け、メーテルではなく母の乗ってる汽車を降りたり乗ったり繰り返し。

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