くず豆
確か小豆洗いという妖怪がいたなと。
毎夜小豆を洗うざらざらという音をたてて
いったいそれがなんだというのだろう。
うちでは小豆洗いならぬ大豆さらい。
毎夜篩から大豆をすくって選る音をたてている。
収穫して脱穀して風選した段階で
すべて見栄えのいい大豆だったらいいけど
なかなかそういうわけにはいかない。
くず豆とは言いたくないが
ごりごりしたのやら紫色したのやら割れたのやら
いろいろあってそれらをはじく。
でもうちではそんな彼らも
鶏たちに大喜びで食べられる。
むだにならないっていうのも豊かさのひとつ。
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こどもの頃、夏休みに徳山の田舎に遊びに来ていた時、なぜか海辺で小豆をザラザラと洗っているばあさんがいたのを見て「あれが小豆洗いか」と感心したのを覚えてる。
都会の子どもにはばあさんが妖怪に見えた。
あんただって立派な妖怪「大豆さらい」だよ。
投稿: たおたお | 2013年12月 8日 (日) 21時30分
大豆選りジジイとどなたかにも言われました。
投稿: だい | 2013年12月11日 (水) 23時13分