自分で育てた田畑から頂く食べ物
で生きていけるなんて超贅沢。
とは言ってもときどき落ち込む。
自分なりの農法がうまくいかず
作物の実りがなかったり
獣に全滅させられたり
育てるのに苦労しても売れなかったり
ワシこんなに実入りの少ない働きで
一生暮らしていかなあかんねんやろか
と溜め息が出ることもままある。
沈んだマイナス思考でも日々決まった仕事は
しなければならない。
朝靄のなか真昼の陽射しのなか土砂降りの雨のなか
目の前の足元の野良仕事からこつこつと丁寧に向き合う。
と不思議なことに頭のなかが晴れ渡るような
恍惚感が降りてくる。またちょっとずつがんばろ
と湖の底から浮かび上がれるのだった。
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