ドナドナ
しとしと雨とぬかるみのなか
豚を一頭檻に入れる。
明朝その豚をと畜に連れて行くことが決まっているので
なんとしても檻の中に入ってもらいたい。
うちは完全放牧なので
この檻に入れるという仕事が難しい。
放牧養豚の師匠である氏本さんは
豚が自分で入っていくように段取りする
そうおっしゃるがこれもなかなか難しい。
入れたい人間と入りたくない豚との駆け引き。
豚は仲間意識がとても強いので
強引に入れようとすると母豚兄弟豚が興奮して
突進してくる。無理強いすると豚もストレスで参ってしまう。
手を尽くしておよそ2時間ようやく檻に入ってくれた。
人間の自分勝手な都合でごめんね。ぶー。
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