今年も収穫の秋が訪れる。
バインダーや脱穀機の調子をみて
油を差す。
昔の日本人は小さな集落共同体のなかで
互助を頼んで田植えや稲刈り。
人々の集いはお祭りのようで
働くとは傍を楽にすることであった。
現代の日本人は個人主義化はなはだしく
自分の仕事は自分の責任で全うしなさいとの社会的要請。
人の助けはカネ頼み。
カネが惜しけりゃ機械頼み。
冷たい時代になった。
唄いあわせて百姓したり
泥落としに部落で宴など
べたな人間付き合いもない代わりに
無味乾燥で孤独な作業が
機械相手にえんえんと続く。
はたしてどちらがいいか。悩ましい問いである。
一条刈りバインダーは狭い田んぼで大活躍。
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