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2015年10月 8日 (木)

稲刈り

今年も収穫の秋が訪れる。

バインダーや脱穀機の調子をみて

油を差す。

昔の日本人は小さな集落共同体のなかで

互助を頼んで田植えや稲刈り。

人々の集いはお祭りのようで

働くとは傍を楽にすることであった。

現代の日本人は個人主義化はなはだしく

自分の仕事は自分の責任で全うしなさいとの社会的要請。

人の助けはカネ頼み。

カネが惜しけりゃ機械頼み。

冷たい時代になった。

唄いあわせて百姓したり

泥落としに部落で宴など

べたな人間付き合いもない代わりに

無味乾燥で孤独な作業が

機械相手にえんえんと続く。

はたしてどちらがいいか。悩ましい問いである。

Dsc00404一条刈りバインダーは狭い田んぼで大活躍。 

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