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2013年5月22日 (水)

気魄の人

若松孝二という映画監督がいた。

昨年76歳で亡くなったが、

反権力を公然と掲げる気骨ある映画人生

をおくった方である。

初めてこの人の作品を観たのは

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

肺腑を突き刺す迫力があった。

生きるか死ぬかという瀬戸際を

殺すか殺されるかという修羅場を

かいくぐってきた人間だから映せる

業を感じた。

実際、若松さんは若い頃、何年かやくざな世界に

足をつっこみ、牢屋にも入ったらしい。

『キャタピラー』の上映がテアトル徳山であり

監督が舞台挨拶に立たれた。

武骨なくぐもった声。インタビューの内容は忘れてしまったが、

オレはこの人とどう戦えるか今も考え続けている。

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