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2013年6月10日 (月)

ブジシチェ村

『アレクセイと泉』

という本橋成一監督のドキュメンタリー映画

をアクティブ柳井で観たのは

確か9年前。

サラリーマンを辞めて

お百姓で暮らしていこうと決意した頃だった。

ブジシチェ村とは

チェルノブイリ原発の爆発事故で

強度の放射能汚染地帯となった辺りにある

村のひとつである。

映画が終わって、本橋監督が少しお話された。

村の老人たちの平穏な日常や

お百姓仕事の風景がなにげなく映されているが

そこは間違いなく放射能の高汚染地区である。

農業の禁止区域であり、暮らすこと自体が

危険な区域である。

アレクセイ曰く、

「運命からも自分からもどこからも逃げられない。

だから僕もここに残った。」

Dsc00167

生き物の防衛本能としての毒など

人間が作りだす毒の怖さに比べたら

足もとにもおよばない。

コメント

確かに。
人間が創るものは恐いものがたくさん…使わなければならないなら、便利さの裏側も知って本質を理解し納得してからにしたいです。

でも人間て、一度所属した組織からは、なかなか逃げられませんね…へ(×_×;)へ

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