ブジシチェ村
『アレクセイと泉』
という本橋成一監督のドキュメンタリー映画
をアクティブ柳井で観たのは
確か9年前。
サラリーマンを辞めて
お百姓で暮らしていこうと決意した頃だった。
ブジシチェ村とは
チェルノブイリ原発の爆発事故で
強度の放射能汚染地帯となった辺りにある
村のひとつである。
映画が終わって、本橋監督が少しお話された。
村の老人たちの平穏な日常や
お百姓仕事の風景がなにげなく映されているが
そこは間違いなく放射能の高汚染地区である。
農業の禁止区域であり、暮らすこと自体が
危険な区域である。
アレクセイ曰く、
「運命からも自分からもどこからも逃げられない。
だから僕もここに残った。」
生き物の防衛本能としての毒など
人間が作りだす毒の怖さに比べたら
足もとにもおよばない。
確かに。
人間が創るものは恐いものがたくさん…使わなければならないなら、便利さの裏側も知って本質を理解し納得してからにしたいです。
でも人間て、一度所属した組織からは、なかなか逃げられませんね…へ(×_×;)へ
投稿: きょん | 2013年6月11日 (火) 14時38分