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2013年7月28日 (日)

廃材

まだ重機がそれほど普及していなかった時代

木造建物の解体は

ひとつひとつ手作業で

ほぞをほぞ穴からきれいに抜いたり

仕口をばらしたりしたのだろう。

そうして得た建築廃材の朽ちた部分を除いて

再び物置小屋などで使用された。

現在はたいていユンボの腕の先に爪を取り付けて

梁や柱をつかんで力で引き抜く。

当然廃材への損傷は大きいが

誰も再使用する当てのない廃材は

そのまま処理場へ直行する.

時代の流れとともにそういう運命に至った

廃材たちになんとか出番を与えようと

鶏小舎や簡単な掘っ立て小屋、物置は

廃材で作る。釘抜きがちょっと大変だし

ユンボの爪痕も残るが

使えない部分は薪にして

使えるところを鉋かけたり補強して使うまで。

木材は廃材といえども

まだ生きているからすごい。

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