ふるやのもり
あるところにおじいさんとおばあさんが
住んでおりました。季節は梅雨。
長雨が降りつづく晩、屋根裏の梁の上で
オオカミが老夫婦の様子をうかがってました。
おじいさんがおばあさんに話しかけます。
おばあさんや、この世で一番怖いものは
なんだろうな。そりゃ、おじいさん、あれに決まっております。
おお、そうじゃった。あれじゃ、ふるやのもりじゃ。
それを聞いていたオオカミは
なに?この俺さまより恐ろしいものが
この世にあるというのか。どのようなものか
会うてみたいものだ。うっふっふ。・・・
これは昔話なのだが
うちではぜんぜん現在進行形話であった。
うちの家は父方の祖父が昭和の初めに
建てたというかっこよく言えば古民家。
しかしながら住んでいる自分たちの実感としては
あばら家。もっと早いうちに
瓦の葺き替えや補修してればよかったんだけど。
もっとも何回かの大水で床下浸水もあったらしいので
柱の根元も朽ちかけてるだろう。
とりあえず5年は住もうねっと
はなと相談して住みはじめて早8年目。
そろそろやばいな。
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ふるやのもり、子供の頃に聞いた事があるような…恐いもの、それは雨漏りでしたっけ?
私のこの世で一番恐いものは、人(笑)
投稿: きょん | 2013年7月 4日 (木) 23時19分