日常を旅する
家畜を飼い
田んぼや畑をこまごまと見て回る
そんな毎日では旅などできない
ように見えるかもしれない。
旅を肉体の大胆な移動という観点からとらえると
確かにうちでは無理。
ただ今の時代肉体の移動は簡単。
自分の足を使わなくても世界津々浦々の情報が
瞬時に手に入り、SOSを発信する機器も
よりどりみどり。ひとつの旅が人生の岐路というと
ちょっと大げさに聞こえるくらい、
三蔵法師の時代とは大違い。
旅によって自分探しとか
新たな人との出会いをとか
そんなことは日常を旅することで
十分解消される。
ほんとうは日常を旅する力のほうが
はるかに豊かな経験を生むと
オレは信じてるけど、
やっぱり旅ってあこがれる。
あーどっか遠くへふらっと出かけてみてえって。
寅さんのセリフではないが
どっかへ行ってもすぐにあきちゃうんだよな。
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