« あしもと | メイン | ISD条項という毒 »

2013年7月15日 (月)

先住民

我々がここに暮らし始めたとき

この家には居住者がすでにいた。

そもそもこの家には

トイレというものがなかったので

はなは住むのを嫌がり

毎日実家からうちに出勤していた。

オレはしかたないので約1か月

トイレを作りつつその他諸々

家の内部を住める状態にするため

にわか大工に精を出す。

屋内電気もなぜか断絶しているらしく

しかたないので電線を買ってきて

本当はやってはいけないのだが

にわか電気工事しにもなった。

夜になっても台所しか明かりがなく

しかたないのでヘッドライトで書き物をする。

ライトを消して寝ようとすると

枕もとでかさかさ、かさかさと乾いた音がする。

ときたまその足が腕に触れる。ぎょっとして

振り払う。海辺キャンプとほとんど同じ。

彼ら日中もどこからか迷いこんでくる。

というかたぶんここは彼らにとっても家なのだろう。

こうして今も我々とふなちゃんとの付き合いは続く。

Dsc00212

コメント

コメントを投稿