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2013年8月16日 (金)

熟議

日本という国は一応建て前では

議会民主制という

国会という議論する場で

法律や国全体の政策を決めましょうと。つまり

国の代表者同士が

筋道立てた話し合いで物事を決める

と戦後決めたらしい。

実際のところ戦後から今日まで

自民党の多勢に無勢のごり押しで強行採決される

法案が後を絶たないので

議会制民主主義は建て前で

現実はたんなる幼稚な多数決制と呼ぶべき。ところで

『忘れられた日本人』

という宮本常一さんの著書がある。

そのなかで、「村の寄あい」という一編。

集落に住む人が辻やお堂に集い

二晩も三晩もあきもせずに話し合いを続けるという。

かつては日本のあちこちで見られたであろう

いわば直接民主制いにしえ版である。

大政党に有利な選挙制度や投票率50%の状況を

反省するなら

いっそのこと村落単位のような小さな共同体での熟議を

取り戻したほうがおもしろそうだ。

Dsc03908

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