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2013年9月12日 (木)

お百姓

農業といばって言えるほど

収入ないし、市場にどーんと持って行けるほど

収量ないし、田畑もほぼ借地でどーんと広い土地でもない。

効率的でもなく大きな農機が入れる道もない。

言わば、ないない百姓。

そんな自分たちでもまがりなりにも

お百姓仕事で生計を立てられるのは

もちろん周りの方々のおかげ。

もうひとつ付け加えるなら

自分たちで生産した作物を少しでも

むだにしないという信念。

農薬や化成肥料を使わないで

できるだけ肥料も使わないで

手をかけたお米や野菜なので

できるだけむだにしたくない。

それが結果的に

売り上げと純利をできるだけ近づける方法に

なっているということに最近気づいた。農産物は

どうしても見栄えがいまいちなものもでる。

いいものは採れた姿で売り場へ。

いまいちなのはお菓子や漬物に出向してもらい

傷んだものや加工で出る端切れは

鶏やぶーが喜んで食べる。

生産に掛かる経費をケチっているわけではなくて

捨てられる姿で作物を放置しないという経営が

あたりまえのお百姓の世界観である。

Dsc04073

 

 

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コメント

かっこいいです。人間は皆、謙虚にそうあるべきだと思うし、それが本来の姿なんだと思います。青い空にぽっかりと浮かぶ雲みたいに、自然に逆らわず流れのままに、自然に生かされながら生きていたいと思いました。(写真にちょっぴり電線が写ってるのも気に入りました。)

かっこいいなんて言ってもらえて光栄です。ふつつかな言説もありますが、これからもよろしく。

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