師匠
今朝早くに
ぶーを屠畜場に連れて行った
シンとイッチャンは都会の道路を
車で走って疲れ果てて帰ってきた。
そんな日の夕方に
イノシシ罠猟の大師匠が
にやりと笑いながらうちにいらっしゃった。
「今何しよるん?」と訊かれたので
「エンジンポンプの修理をしていて取り込み中です・・・」
とちょっと渋い顔で答えたものの
「すまんがなあ猪がまた掛かったんじゃが・・・」
大師匠の頼みは終いまで聞かなくてもわかった。
一緒に現場に駆けつけて
気絶させて頸動脈を切って止めを刺す。
70kgくらいの雄。雄は匂いもきつくて季節柄解体もできないので
お疲れのシンとイッチャンにも手伝ってもらって
ロースだけを頂いて山中に埋設。
突発的な状況においても
師匠の声掛けに渋面で受けちゃいけんかった。
常に笑顔でハイハイと微力を差し出すべきであった。
お師匠さまいつもありがとうございます。
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