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2014年7月17日 (木)

孵化

母性が活きているというのか

野生に近いというのかともかく烏骨鶏の辛抱強さ

は何度観察しても嘆息してしまう。

ヒナを育てるときの細やかさも

ヒナを守ろうとする姿も

生き物の基はここにあり。

人間にあまりなつかず

逃げ回っている様子ばかり目立つが

21日間飲まず食わずで卵を孵した母鶏は

小さい体に似合わず毅然としていて頼もしい。

翻って人間の営みは無駄に複雑そうに見える。

でも玉ねぎの皮を剥ぐように

その利己的な複雑さと薄っぺらい知識や虚飾を

一枚一枚剥いでいくと

さいごに残るのは烏骨鶏母が示すような

母性のみではないか。

Dsc00288 5月下旬に孵った烏骨鶏雛と普通の鶏の雛。

今回抱かせた名古屋コーチンの卵は上手く孵らなかった。

 

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