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2015年2月 8日 (日)

お金の話

サラリーマンだった頃

お金が生活の目盛のようだった。

とにかく月々の給料の中から

家賃食費光熱費交際費雑費等々

目減りしていく。そこになんの疑いもなかった。

周防大島に移りお百姓をはじめて

世の中にはお金と引き換えにできない恵み

によって生活が成り立つという

展望がひろがった。

ご近所や友人たちからいろんな

旬の食べ物を頂いたり私たちもお返ししたり

菜っ葉でも米でも

耕作する土さえあればほとんどお金はかからない。

暮らしの中でお金に換算する物の割合が

極端に減ったにもかかわらずサラリーマン時代より

豊かな気持ちで生きている。ふと気づく。

放射能汚染で失われた福島及び周辺の大地は

お金では計ることができないという現実を。

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