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2015年2月11日 (水)

ごちそう

日常の間隙にひそむ

オレにとってのごちそうとは

いったい何だろう。と考えてみた。

『アメリ』のオドレイ・トトゥではないが・・。

薪ストーブの燠がぱちぱちとはぜる音。

小春日の陽だまりで体をまるめて昼寝。

ごろごろと甘えた猫ののどぼとけの触感。

小汚い酒場で友と熱く語り合う純真さ。

真夏に街を歩く女の子の白い肌のまぶしさ。

農作業で疲れ果てて眠る前のまどろみ。

めったに口に入らない十割そばをすする時ののどごし。

なにげなく曲がった路地で偶然見つけた古本屋。

せいぜいそんなこと。気分の贅沢。

人間ってこんなにささいな空想で

その情景を頭のなかで再現できる。幸せは目の前にある。

Dsc01264 海鼠と大根擂り。喉が鳴る。

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