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2015年9月14日 (月)

『アラヤシキの住人たち』

本橋成一さんの描くドキュメンタリーは

ほんとに人に優しい。

この優しい視点はなんなのだろうと

いつも気になり期待してしまう。

北アルプスの山中で暮らす人たち。

人の営みって深くかつ単純だった。

みんなが暮らす古民家の威容が

おとぎ話のように風景になじんでいる。

雨で道が崩れたらみんなで修復し

雪が厚く積もればみんなで屋根に登って雪を搔く。

鶏の鳴き声に目覚め

ヤギの乳を搾り

手で苗を植える。

日常のひとこまひとこまをゆっくり味わう。

そんなたゆたう暮らしに近づきたい。

この映画を観る人はそう感じずにいられないだろう。

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