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本橋成一さんの描くドキュメンタリーは
ほんとに人に優しい。
この優しい視点はなんなのだろうと
いつも気になり期待してしまう。
北アルプスの山中で暮らす人たち。
人の営みって深くかつ単純だった。
みんなが暮らす古民家の威容が
おとぎ話のように風景になじんでいる。
雨で道が崩れたらみんなで修復し
雪が厚く積もればみんなで屋根に登って雪を搔く。
鶏の鳴き声に目覚め
ヤギの乳を搾り
手で苗を植える。
日常のひとこまひとこまをゆっくり味わう。
そんなたゆたう暮らしに近づきたい。
この映画を観る人はそう感じずにいられないだろう。
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