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2015年10月20日 (火)

化身

たびたびイノシシの話題で申しわけない。

べつに自己満悦なわけじゃない。

ただ野生の獣を狩るという行為が

いったいどういうことか

自分自身整理つかないので

文章を紡いでどこかで折り合いたいのである。

自分が殺したイノシシを弔いたい

と言い換えてもいい。

仕留める刹那の興奮もはずかしい。

イノシシは元々この周防大島に存在しなかった動物

とはいえ現在はこの島の山で生き成長する。

既にここで世代をつなぎおよそ10年。

悠然とこの島の地を歩く。ある種の神。

オレは神の化身を殺しているのとおなじ。

オマエにこの偉大な神の化身を殺すに足る資格があるか。

そう問われているような気がする。

今の自分には応える術がない。畏れ敬いながら狩る。

今のところそう謙虚に構えるしか能がない。

Dsc00911

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