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2013年4月29日 (月)

生身

お百姓しごとは五感が鍛えられる。

外界と直に接触している感覚をこんなに

満喫できる仕事はなかなかない。

贅沢な職業である。

文明の発達は確かに

物質的な豊かさと言えるが、同時に

外界からの刺激が間接的に伝わることに慣れて

感覚は少しずつ鈍麻いや退化していく。

情報はありあまるほどあり、どれでも選べる

のになぜか選択肢は、

情報がもっと限られていた時代と

それほど変わらない、かむしろ少ない

気がする。気のせいかな。

生身の人間と語りたい。生身の感覚を研ぎ澄ましたい。

与えられる言葉ばかりはびこる今の世。

生身で立っていること

生身であるいていること

生身でいまここに存在していること

を喜びたい。

Dsc00113

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