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2013年12月29日 (日)

戦場のアメリカ

ここの部分だけ抜粋するのは

もしかしたら著者の意に反するかもしれない。

でも実際に見た人間にしか書けない内容なので

この文章の行間にこめられた

こまかな知覚を想像で補うしかオレにはできない。

「アメリカ軍の作戦はもっと徹底していました。

一例を挙げると、1966年5月、第一騎兵師団の

デビィ・クロケット作戦です。

ヘリコプターで運ばれた兵士が村を包囲し、

二機のジェット戦闘機が村を爆撃し、

続いてナパーム弾で村を焼き、

機関銃掃射をしました。

次に1分間に6000発を発射できる機関銃と

ロケットを装備した二機の武装ヘリコプターの攻撃が終わると、

兵士たちは村へ突入しました。この作戦を見ていて、

これでは農民の反感を強めるだけで、

アメリカのベトナム政策も失敗するだろうと思いました。」

『私が見た戦争』  石川文洋 著  新日本出版社

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