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2014年4月12日 (土)

屠畜場

日本の屠畜場は急速に

集約化が進んでいる。

小さなところほど建物や設備が古くなったりしても

それを更新するだけの余力がなくて閉鎖となる。

いくつかの大型屠畜場は

極めて合理的な作業工程を備え

高度な衛生基準と

数をいかに速くさばくかが問われる。

この流れは家畜の大規模飼育とも呼応している。

要は牛でも豚でも鶏でも

より多く出荷しなければ利益にならない。

そんな市場経済の強迫観念がまず独り歩きする。

でも、それって人の暮らしのそばに家畜もいる

という風景からどんどん遠ざかる。

食用たんぱく質を製造するための工場を作ろう

というのと変わらない発想ではないか。

Dsc00601_2 先日うちのぶーがしぶしぶ入って行った集荷場。

コメント

たしか先日ラジオで、「動物を殺さないですむ、人工たんぱく質の研究が着々と進められています」というニュースが明るいムードで流れていました。わが耳を疑った自分の感覚を何度も何度も問うてみたい。自分はこれはおかしいと思う。その理由と、これが明るく報じられる、その理由の両方を考えていきたい。

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