竹取り
かぐや姫に登場する竹取の翁は
取った竹をよろずのことに使うという。
おそらく翁は竹細工職人だったのではないか。
そんな高尚な目的で竹を取ってみたいが
今回は稲のはぜ掛けのため。
淡竹がちょうどいい。
山はどこも竹ばかりなので入手するのは困らない。
でもコンバインで刈れば竹なんぞ取る必要もないわけで
余計な労力にちがいない。
じゃあなんでわざわざはぜ掛けしたいのか。
理由はあれこれおもいつくがつまるところ
遊びなのだ。お百姓仕事はなべて遊びの延長。
遊びといっても趣味という意味ではなく
時間をもてあましているわけでもない。
アソビとは精神的な余裕のこと。たとえば
車のアクセルについて教習所で習う。
アクセル踏むときアソビのない車は危ないですよと。
はぜ掛けするため山で竹を刈るのは
労働の踊り場。
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