2014年5月24日 (土)

辣韮

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ちょっと前ブームだったらしい。

晩ごはんに

うちの鶏肉を塩麹に漬けて焼いてみる。

今年うちの米で作った麹。

それとラッキョウ。きれいに皮むきし

熱湯をかける。酢味噌で頂く。

ノビルも同じように調理するが

ラッキョウのほうが歯ごたえあり

辛みもほとんどない。爽やかな後味。

ラッキョウを畑に一度植えると

収穫し忘れた幾片かどこかに残っていて

それが翌年いつのまにか幅を利かせている。

生命力が強くたくましい。

ラッキョウみたいにしぶとくなりたい。

 

2014年5月23日 (金)

変化

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去年の夏から秋にかけて

蒔いた人参。種を採るためにあえて花を咲かせる。

自分で種採るまで

人参の花というものを見たことがなかった。

土の中では朱色で

薹が立てば緑が目立ち

花は真白い可憐さで

種は薄こげ茶で毛羽立っている。

植物の色のへんげというものは

成熟の証し。単一色が一切ない

からだの微妙な色合いの移り変わりが

植物の声なのかもしれない。

2014年5月21日 (水)

小満

しょうまん。旧暦ではこの時季

麦の穂が出そろって一息つく。

うちの小麦はというと

ようやく麦の花が終わって

実が充実しはじめる。一粒とって

口に入れてみる。白い乳汁のような

青くささのなかに微かな甘み。

登熟しきるまでにまだ2週間はかかりそうだが

すでに雀が飛び交っており

ところどころ茎が折れている。

彼らは麦穂に止まって器用に粒を食べる。

網を張りたいが労力と時間的な余裕がない。

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2014年5月17日 (土)

虹ヶ浜

今日明日と光でアースデイという

お祭りが開催されている。

うちは今日出店し

会場のゆるやかな雰囲気を楽しんだ。

売り上げ?えっとー他のブースの方々の

めずらしい商品をあれこれ買い求めて

なんだかとんとん勘定ってとこかな。

このアースデイイベントに毎年通っているのだが

なんだか風変わりな人々が多くて

じつに落ち着くのである。かく言うわたくしも

風変わり人の仲間入りをさせて頂いて光栄。

機会があればぜひ足を運んでみてね。

光とか虹とかそんな地名も

アースデイの場にふさわしいな。

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2014年5月16日 (金)

玄人

どんなしんどい仕事もやれば必ず終わりがくる。

地上げのための擁壁作りとりあえず完成。

春の農作業が忙しいなかで

なんとか一区切りつけることができた。

いろんな人たちに助けられた。

慣れないユンボ操作を見かねて代わりに

大木の抜根をしてくれた修理屋さん。

余っている真砂土があるからと

大型トラック何杯も運んでくれて

おまけにコンクリミキサー車が入りやすいように

整地までしてくれた土建屋さん。

勝手がわからない素人相手に長い時間付き合ってくれた

ミキサー車の運転手さん。

その節はありがとうございました。

もちろん大工のトリーさんにも感謝感謝。

みなさんさすが玄人だなと感心することばかりだった。

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2014年5月14日 (水)

型枠

コンクリートで擁壁を作るために

地固めしてベースを打って

その上に型枠をこしらえる。

トリーさんが指示することをはいはいと答えながら

セパが足りんとか

二分勾配のモッコンと駒が要るとか

そこのハッカと結束線取ってくれとか

クランプナどこやったかとか

塗装コンパネに油?(名前聞いたけど忘れた)塗ったほうがええとか

わけのわからん道具の名前が次々と

トリーさんの口から飛び出す。

オレはかたわらでうろたえあたふたし

あんまり役に立ってなかった。

方々の工事現場で型枠をしばしば目にするが

自分でやってみると

しっかりした型枠をこしらえるのがこんなに

骨が折れるものとは知らなかった。

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2014年5月13日 (火)

まめ

去年の仕事の成果が今頃表れる。

毎年秋にキヌサヤとスナックエンドウの

種を蒔くつもりなのだが

あれこれと手が回らずにたいてい

12月に入ってからようやく

蒔いてみる。本来なら

10月初旬に済ませておくといいものを

気にかかりつつしない。なので毎年一カ月遅れで

収穫するはめになる。それでも蒔くだけましだけどさらに

支柱もせずにオクラやモロヘイヤの枯れ枝に

からみつかせているだけなので

昨日の嵐のような突風で倒れまくり

収拾がつかない状態で収穫だけする。

Dsc00032 まめな仕事をしたいものだな・・。

2014年5月12日 (月)

コンクリミキサー

擁壁作りの指南役トリーさんが最初

自分らでコンクリ練って型枠に入れようや

1㎥くらいのコンクリ練るのわけない

とおっしゃるので、あーそーですかやってみますか

などと軽いノリで答えたのがいけんかった。

めちゃくちゃしんどいやってもやっても終わらない。

たった1㎥と侮るなかれ。

1回やってみて懲りたので次の延長分からは

生コン車を頼んだ。

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確かに少しずつ練って型枠に入れると丁寧な仕事になる。

生コン車からいっきに注ぐと気泡もできやすいし

圧力で型枠本体が浮きやすい。しかしながら

やはり時間と労力を考えたとき

人力で練るのは勘弁してくださいと言わざるをえなかった。

2014年5月11日 (日)

コンクリ

コンクリートは砂、砂利、セメントを練り

鉄を骨にして固めた素材である。

セメントも主成分は石灰石なので

自然といえば自然的な材質である。

うちの地上げのためにコンクリートで

囲いを作っている最中に

隈研吾さんの『自然な建築』という本

を最近読んでいる。

確かにコンクリートはおそろしく便利な代物である。

都会を歩くと全てがコンクリに覆われている

んじゃないかと見まがうほどあらゆる面が

コンクリ仕様なのだ。金額的に言っても

最近の買った生コン1㎥が16000円くらいとして

この街全体で使った生コンの額は、と

ちょっと想像してもなかなかのケタになりそうだ。

その金額に見合うだけの仕事をコンクリはしているのだろう。

ただオレの価値観では

コンクリは自然とは言い難いインスタントな人工素材かな。

今後も深めていきたいテーマである。

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2014年5月 9日 (金)

ランマー

庭の地上げ大工事の続き。

型枠作る前に地固めをする。

知人からランマー借りてきたのはいいが

10年以上も使用しておらずエンジンかからず。

プラグ生きてる。ピストン焼付感ない。

とりあえずオーバーホール必要。ってことで

慣れない機械整備もお百姓仕事のひとつ。

こいつのキャブレタを分解して

細かい穴にキャブクリーンを吹き込んで

エアコンプレッサーで微小なカスを飛ばして

燃料コックも外してフィルターをしばらくガソリンに浸けて

マフラーのカーボンをざっと落として

リコイルロープの軸に油差してアクセルの調整して

そんなこんなでさっさと日が暮れてしまった。

でもまた息を吹きかえしたエンジンを見ていると

じつに誇らしい気持ちが湧くであった。

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