コンクリートは砂、砂利、セメントを練り
鉄を骨にして固めた素材である。
セメントも主成分は石灰石なので
自然といえば自然的な材質である。
うちの地上げのためにコンクリートで
囲いを作っている最中に
隈研吾さんの『自然な建築』という本
を最近読んでいる。
確かにコンクリートはおそろしく便利な代物である。
都会を歩くと全てがコンクリに覆われている
んじゃないかと見まがうほどあらゆる面が
コンクリ仕様なのだ。金額的に言っても
最近の買った生コン1㎥が16000円くらいとして
この街全体で使った生コンの額は、と
ちょっと想像してもなかなかのケタになりそうだ。
その金額に見合うだけの仕事をコンクリはしているのだろう。
ただオレの価値観では
コンクリは自然とは言い難いインスタントな人工素材かな。
今後も深めていきたいテーマである。
庭の地上げ大工事の続き。
型枠作る前に地固めをする。
知人からランマー借りてきたのはいいが
10年以上も使用しておらずエンジンかからず。
プラグ生きてる。ピストン焼付感ない。
とりあえずオーバーホール必要。ってことで
慣れない機械整備もお百姓仕事のひとつ。
こいつのキャブレタを分解して
細かい穴にキャブクリーンを吹き込んで
エアコンプレッサーで微小なカスを飛ばして
燃料コックも外してフィルターをしばらくガソリンに浸けて
マフラーのカーボンをざっと落として
リコイルロープの軸に油差してアクセルの調整して
そんなこんなでさっさと日が暮れてしまった。
でもまた息を吹きかえしたエンジンを見ていると
じつに誇らしい気持ちが湧くであった。