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2013年10月

2013年10月20日 (日)

他人の咎

他人の悪事(とが)や

為せし為さざりしを見つるなく

己が為せし為さざりしをば見てよかし。

美しき色にしあれど香りなき華の如くに

身に行わざる人の言う善き言葉は

果(み)ぞ結ばじ。

原始仏教経典のひとつ

法句経からの抜粋である。

この文の中の「人」を「国」と

読み替えると

アメリカや日本の独善性に重なる。

いばった人間への戒めを静かに含んでいる。

誰かがあんなことをしたこんなことをしたと

とやかく責め立てる前に

自分がどんなことをしているのか

顧みたほうがいいね。

首脳と呼ばれる人々は演説好きだが

その言葉の数々は

実や種にならないとわかって咲く花のように

空しく響くよ。

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2013年10月19日 (土)

愚痴

例のイノシシに荒らされて見る影もない

田んぼは約2反

種籾分だけ収穫してあとは刈り払った。

他にジグザグに侵入された

田んぼは約1反

それなりに実っておりもったいないので

刈り取りながら脱穀する。

稲刈り機では結束できないほど

縦横無尽にちらかされているので

全て手刈り。

はぜ掛けにする気力が湧かなかった。

脱穀した籾は生なのでメッシュの籾袋に入れて

その日のうちに

近所の農家さんに機械で強制乾燥していただく。

例年より2週間早く刈り取ったところもあり

実の入りがいまいち充実していない。

青み率も高く石交じりではじいた米も多いが

しかたない。今年は涙をのむ。

イノシシ米は我が家の主食になる。

種籾と田んぼがあれば来年もまた育てられるね。

稲と大地に感謝。

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2013年10月18日 (金)

家族団欒

囲炉裏のある

暮らしっていうものに

ひそかに憧れている。

囲炉裏の上にある木の枠は

火棚というらしい。

濡れた靴や合羽などを乾かす。

火棚からは自在かぎが下がっていて

掛けてある鉄瓶から

湯気がゆらゆらと漂い

火の回りには

火箸、灰ならし、五徳など囲炉裏アイテムも

ぬくもりを感じさせる。

日本のこの優雅な風景を

よみがえらせたいものである。

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2013年10月17日 (木)

WB

世界銀行というらしい。

世の中なに喰わぬ顔で

名前を馳せているが

内情のからくりを巧妙に伏せて

善意の第三者のように君臨する

そういう組織もある。

第二次大戦終了あたりに

名目上は国際援助機関として設立された。

アメリカが中心となって

世界中に自由主義経済を推し進めるために

アメリカの経済ルールを

世界中の国々に適用させたいらしい。

日本も資金拠出国の一つであり

アメリカの指図に素直に従う優等生。

いわゆる発展途上国に

いわゆる先進国が

多額のカネを融資する。

融資された債務国は

融資した債権国の企業によって

カモにされる。

たいていの場合

この世界銀行の融資事業には

モンサント、バイエル・クロップサイエンス、シンジェンダなど

遺伝子組み換え種子や農薬を製造する企業が

からんでいる。まったくもって

世界銀行とは

偽善的な名前である。

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2013年10月16日 (水)

ゴーヤ

ちょっと季節外れの感もあるが

ご近所から頂いた。

今年食べ納め。

ニガウリとかレイシとも呼ばれる。

この野菜を初めて食べる人は

苦みにたじろいで

どこがうまいんだいって訊くかもしれない。

でも食べ慣れると

意外と苦みにアクセントがあり

シャキッとした歯ごたえとも相まって

夏を恋しく振りかえるのだ。

オレが好きな食べ方。

半割にしてワタを出し薄めにスライス。

適度な塩でよくもむ。

塩水を絞る。しばらく冷やす。

食べるときに酢をちょっと振って和える。

かつおぶしをのっけて頂きます。

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2013年10月15日 (火)

秘密って何ですか?

国民にそんなに

隠したいことがあるわけ?

なにをそんなに秘密にしたがっているのか

かえって気になるじゃないの。

っていうか

戦後から今までの自民党政権が

どんだけ隠し事や密約だらけだったか

もっと教えてほしい。

もったいぶって今度は法律まで作って

おおっぴらに隠し事したり密約を交わしたいんだよね。

誰のための政府なの?

あなたたちはまがりなりにも

自由民主っていう名前をぶらさげているじゃない。

それって市民が主体の政を目指すという

理想からとってつけた名前でしょ。

体裁だけ整えた

おためごかしな説明で

権力者はますます権力の高みを目指す。

でも権力はいつも腐敗の連続なんだよね。

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2013年10月14日 (月)

おくら

今年は10月の天候が良くて

最近になって

雨がぼちぼち降るので

オクラがよく穫れる。

ちょっと見逃すと

すぐに鞘が固くなり

筋張ってしまう。

開花からほんの2~3日で

食べごろになるのが不思議。

大きくなり過ぎたなと感じても

鞘の先端を指で曲げてみて

まだ柔軟性があるようなら

そんなに筋が入ってない証拠。

あーオクラの天ぷら食いたくなった。

Dsc00291右の大きいのは八丈オクラ。道の駅売り場に出しても人気がない。
左は3年前近所の人から種頂いて自家採種続けている不明品種。

 

2013年10月13日 (日)

秋ウンカ

正確には

トビイロウンカという名前らしい。

今年は10月の気温が異常に高いせいか

いまだに大活躍している。

このウンカに血を吸われた稲は

しょぼくれて枯れる。

その枯れた稲を見てみると

藁がカビが生えたような色に変わっている。

うちでも今年から借りた田んぼの一隅に

直径2mくらいの坪枯れが生じた。

坪枯れとは

田んぼが円形脱毛症のようになった状態を指す。

いったんこうなるとその円形脱毛症的面積が

どんどん広がっていき

なんだか砂漠に生えた草みたいな容体に陥っていく。

手立てというほどの特効薬は農薬以外ないが

うちは農薬使わんので

とにかく例年より水を落とす時期をずいぶん遅らせた。

というのが、よその田んぼを観察していると

稲刈りに合わせて早くから水を切っている田のほうが

円形脱毛症の広がりが加速している印象。

近隣農家との水の競合がなければ

ある程度水を張っていたほうが被害が抑えられる

ような気がした。科学的データなし。ただの勘っす。

毎年予定通りにすべしという法則は

こと農業に関してあてまらない。現状を見極めて

臨機応変に判断するにつきる。

Dsc04325 この田はかろうじてイノシシ被害をまぬがれた。

きれいな田んぼは刈ったり干したりが楽しい。

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2013年10月12日 (土)

寄付

私たちの住んでる所はやたらに「寄付」が多いdown

八幡様、明神様、荒神様、赤十字etsまだまだあります。

こちらに引っ越してきた時からお優しい近所の方に「ここは寄付が多すぎてきりがないからあんたたちは、百姓だし、まだ稼ぎもないから半額くらいにしておきなさい」と言うありがたいお言葉をいただき、ずっとその通りにしてきました。

皆さんが千円の時は五百円、五百円の時は三百円。

ずっと決めてました。

punch

そしてとうとう、それが破られる日がやってきました。

その話は後日ねbearing

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2013年10月11日 (金)

稲刈り

まったくもう

どうこのイライラ感を

解消すればいいのか。

オレはイノシシに対して

全く寛容にはなれませんね。

めちゃくちゃにされた田んぼを

稲刈りしなければならない大変さは

筆舌に尽くしがたい。

ちょっと疑問がわくことがひとつ。

なぜイノシシは千年以上前からこの島に

存在しなかったのに

たかだかここ10年ほどで

あたりまえのように存在するのか?

これは不思議じゃない?

イノシシのいない島だったのに

たった10年前から進出してきたんだよ。

いったいなぜ?

どういう心境の変化が彼らに起こったのか。

Dsc04101 これは9月半ばの画像
今はもっと悲惨な状態に・・。

 

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