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2013年11月

2013年11月30日 (土)

郁子

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これは何かな?

アボカドのように見える。ちゃう。

なんだか女の子の名前

みたいだけど

ムベという野生の果物。

道のあちこちで

釣り下がっているのを見かける。

アケビに似てるがはじけ割れない。

種が多いのが難点だが

甘みは強い。今の人は見向きもしないが

昔の人にとっては貴重な甘味料だったろう。

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2013年11月29日 (金)

ある日の朝めし

うちでは早朝?にひと仕事終えてからの

朝めしとなる。ここ何日か

古米を玄米のまま炊いている。

白米はあんまり咀嚼せずに飲み込み

がちである。じっくり頂くには玄米最適。

味噌はおとどし仕込んだ麦麹みそ。

出来がいまいちで

あだ辛い味噌になってしまった代物だが

しかたない。順当に頂く。

でも味噌汁ははずせない。

ハナが季節外れの胡瓜を買った。糠漬け。

ぬか床はうちで育てている。

ハナの実家でできた春菊を胡麻和えに。

ひじきと混ぜた卵焼き。

焼シャケを一品に付けたがる理由は

オレにはよくわからない。もぐもぐと噛みしめながら

平凡な朝食にたっぷり時間をとる。

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2013年11月28日 (木)

生きる

こういうタイトルの

黒澤映画があった。1952年封切。

16、7年前かな

姫路の市民会館?大きなホールで観た。

志村喬主演。しがない一公務員だった男が

ある日余命いくばくもないと知り

マンネリと化していた生き方を変える。

のちにマルセ太郎が

志村役を一人芝居で熱演する。

マルセさんが亡くなる前に

ライブで観たかった。

毒を喰らわば皿まで。

そういう徹底してのめりこむような

生きざまはあこがれである。

さしずめ今のオレは

自分が頂く命にたいして懸命に生きる。

がつがつと喰うために生きる。

自分の血や肉に変わる他の生きものを

畏れ敬い五感を澄まして生きる。

現代即席に胃を満たすものがあふれてて

生きる切実さがぼやけている。

喰うためにもっと必死になったほうがいい。

Dsc00381先日獲って捌いたシシ肉。

 

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2013年11月27日 (水)

米軍保護法案

特定秘密保護法とは結局

アメリカの軍事圏域を強化もしくは維持

するための布石の一つである。

アメリカの国益のために

なぜ日本が反民主主義的な法律まで

強引に作りたいかは

自民党に訊いてほしい。

裏で密約交わしたのかな?

現に国会でこの法案に関する審議が

進んでいる最中に

米軍はあえて中国を挑発するような態度で

暗に日本へ危機感をあおる。

まことにわかりやすい世論誘導だが

日本のメディアは沈没。

日々タレントの動向にいそしむ。

権力のお先棒担ぎ学者たちは

あたかも日本の国益を守るために

秘密保護法が必要と主張する。

国家的秘密の増加と

国民の自由度は反比例する。

自民党が過敏反応する中国や北朝鮮は

まさに秘密の多い国ではないか。おんなじ体質。

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2013年11月26日 (火)

冬瓜

原産地はインドらしい。

夏にできる瓜なのに冬瓜と書かせる。

とにかく

つかみどころのない野菜である。

味もなんだかとぼけているし

見かけはずこんとでかく

どこからいただきましょうかと

はたと考えてしまう。

一瞬ゼリーのような触感を錯覚するが

生臭さも鼻腔に抜ける。

妖怪ぬらりひょんに近いものがある。

以前父がスペアリブと冬瓜のざく切りを

酒とローズマリーで煮込んだボルシチ似の料理

を作ってくれた。あれはなかなかよかった。

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右のでかいのは友人HEROくんからの頂きもの。

左はうちの小丸冬瓜。

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2013年11月25日 (月)

除草剤

ベトナムでは枯葉剤という名で撒きちらされ

化学兵器としての側面もあった

除草剤であるが

日本人は農薬として多用している。

ベトナム戦争で儲けた

モンサントという化学薬品製造会社は

ラウンドアップという名前の除草剤を主収益として

今も肥え太りつつある。

日本も大の得意先のひとつ。

しかし考えてみるに

化学兵器としては除草剤を使用しなくなったが

農業ならばいくら使用しても害はないのか。

田畑に撒かれた除草剤は土に染みこむ。

その土は雨が降れば川に流れる。

川の行きつくところは海である。

海には魚介類がいる。人はそれを食べる。

それでも「人体にはほとんど影響ない」

とどこかで聞いたようなセリフが繰り返されるだろう。

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2013年11月24日 (日)

催奇形性

ベトちゃんドクちゃんといえば

名前を聞いたことがある日本人は多い。

なにかとマスコミに取り上げられた時期もあった。

本名グエン・ベト、グエン・ドク。

1981年2月25日

結合性双生児として生まれた。

アメリカ軍が撒きちらした強力除草剤の影響を

濃く疑われる。

1988年に分離手術が行われ

兄弟の身体はとりあえず別々になった。

兄のベトは分離手術後もずっと寝たきりで

2007年秋に亡くなる。

弟のドクは元気に働いているらしい。

戦後ベトナムでは結合性双生児だけでなく

先天性の身体欠損や奇形障害をもって

生れてくる子が後を絶たない。

「皆さんの援助をたくさん受けてきた僕は幸運だ。

アメリカを憎んではいないが

世界がもっとエージェント・オレンジの実態を知るべきだ」

ドクの言葉。

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2013年11月23日 (土)

人間惨禍

放射能といい

ダイオキシンといい

人間が作る毒物は

人間自身にふりかかる。

それらの派生毒物が

人体を蝕むとわかっていてもなお

原発を兵器を

たんに経済発展の成果だと称して

自然に生分解しない人工物を

無邪気に作り続ける

人間とは相当に醜悪な存在である。

でもだからといって人の存在を否定しない。

放射能やダイオキシンで他国が破滅しても平気だ

という精神が文明なら

そんな文明は要らないと言っているだけ。

人間的醜悪さの事実を積み上げたい。

醜さの底の底へ降りていきたい。

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2013年11月22日 (金)

枯葉剤

ベトナム戦争当時

枯葉剤という名前で呼ばれていた

化学薬品は今で言うところの

除草剤という名の農薬。

アメリカの化学薬品製造会社は

ベトナムに撒きちらすための強力な除草剤を

製造する際に

できるだけ原価を低くしようと

なるべく時間とお金をかけずに

安上がりな製品をこしらえた。そのため

人体や土壌に残留するダイオキシン

の影響などを顧みることは後回しにされた。

ここでもモンサントやBASFなど

欧米の多国籍企業の影がちらちらする。

彼らはベトナム戦争の以前より

ダイオキシンの人や環境への有害性について

把握していたのではないか。

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2013年11月21日 (木)

エージェント オレンジ

アメリカ軍がベトナムに散布した

枯葉剤の通称。

他にもピンク、グリーン、パープルなど

ドラム缶に塗られた色で

枯葉剤の種類が分けられていた。中でも

オレンジの毒性は最も強く

TCDDというダイオキシンを含んでいた。

正式化学名称

2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン

というまあなんとも長い名前。

アメリカが化学兵器A-オレンジなどを

撒いた主な目的はなにか。

当時の北ベトナム政府に通じている

と判断された村やその田畑に散布して

廃村にさせたり

農村を兵糧攻めにしたり

村人が街に移り住むことで

ゲリラとの交流を途絶させるためであった。

飛行機からの空中散布

ジープから垂れ流し

ボートから撒きちらし

あらゆる植物を

河をジャングルを根絶やしにする。

他国を屈服させるために

なんでもするんだね。

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