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中島正さんも勧めておられる。
日本の食品ロスの多さは
世界でトップクラス。
日本の実質的な食糧自給率は
おそらく30%以下。
卵もお肉もほぼ外国産飼料で生産されるので
輸入穀類がもしなんらかの理由で断たれれば
店頭から消えるしかない。
そんな状況に陥って初めて
食品廃棄物が見直されるのだろう。
でも今のところ我々はヘイワ国家日本を
満喫しているので
あいかわらず飽食のまっただなかに立っている。
うちでもこの8年間
餌となる素材をいろいろ試してみた。その結果
現在の飼料内容に落ち着いているが
探せば探すほど
未利用資源があふれていると気づく。
中島正さんの言葉。
鶏の平飼いや放し飼いでは
緑餌(りょくじ)を重視する。
緑餌とは文字通り緑のえさ。
野草や野菜くずなどのこと。
緑餌をたっぷり与えることで
鶏たちは突っつくという本能を
存分に発揮する。卵の色にも
緑餌のカロチンが移行する。
ヒナの頃から緑餌を食べつけている鶏は
タンパク質飼料をほどほどにして
野草のほうに群がる。
鶏たちの活き活きした様子は
緑餌の魅力によって維持される。
大地が放射能で汚染されてしまったら
緑餌という貴重な自給資源も
失われてしまう。
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中島正さんが言ってるのは
ごくごくあたりまえの飼い方。
そのあたりまえの飼い方が特殊になっていった
高度経済成長期以降
人間や鶏がどう変化したか。
目立つところでは
人間の卵アレルギーが増えた。
鳥インフルエンザなど人間に水平伝播するウィルス
が生まれた。
庭先養鶏を取り入れた暮らしや風景が消えた。
外国産の飼料を大量輸入して産ませる
卵がはたして国産と言えるのかという疑問もわく。
鶏たちの本能は
卵を産む姿だけではない。
土をほじくったり引っかきまわしたり砂浴びしたり
仲間と連れだって歩いたり。
人間も食って糞して寝るだけが人生ではないでしょう
そう中島さんは言ってる。
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当時毎日新聞の記者だった
西山太吉さんがスクープした。
アメリカの統治下にあった沖縄をめぐる
アメリカと日本政府による秘密協定を
暴露した西山さんは
国家公務員法違反容疑で逮捕され
有罪判決を受けた。
この事件の中身は
佐藤栄作がアメリカの操り人形であったことと
一新聞記者への個人攻撃
に終始した日本のマスコミと
密約の証拠を突きつけられても
「密約はない」と言い張る政府の嘘にある。
簡単に言えば
国を動かす政治家や官僚の大罪が
一個人の軽犯罪追及へと
世論操作によって
すりかえられてしまう顛末になった。
マスメディアの原点を忘れてしまった報道産業は
マスゴミとでも呼ぶしかない。
自民党が大好きな秘密を
もっとのぞいてみたい。
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選挙の立候補者が声高々に説く
福祉政策を
笑ってみている自分がいる。
フクシフクシってそんなに連呼して
訴えるような問題なのか。
っていうか
日本の福祉は偽善である。
政治家も官僚も福祉という言葉を
一種の免罪符のように使うだけで
言葉が擦り切れている。
きめこまやかな福祉行政もそりゃ必要だろう。
しかしその前に画期的な法律を
作ってしまうほうが
もっと福祉的議論が巻き起こるのではないか。例えば
イタリアは精神病院そのものを廃止した。
全廃してしまった。日本みたいに
医師会が牛耳る精神病院協会が
でかい顔している国ではこんな大胆な変革は
期待できない。そりゃ問題はいろいろある。
でも人生生きてりゃいろいろ問題があるのは必定。
とかく先回りして問題の芽を摘んで
現実から目をそらすために
福祉があるわけじゃない。
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ちょっとどぎつい言葉ではあるが
こんな言葉はもう死語だろう。
ひとつのエピソードとして。
昔は脱穀機などなかったので
稲穂から籾を取るのは当然手作業。
もっぱら後家さんが頼まれ仕事として従事していたらしい。
江戸時代に千歯こぎという
怪獣の歯のような道具が普及して
後家さんの手間賃仕事が減ったので・・。
さらに大正時代になると
足踏み脱穀機という道具が普及して
千歯こぎもすたれていく。
現在はエンジン脱穀機いわゆるハーベスタや
コンバインが手作業にとって代わる。
うちもエンジン機械に頼りっぱなし。
機械は便利だが脱穀の仕組み自体は
足踏み時代と同じなのだ。
化石燃料を使うかどうかというだけ。