松元ヒロさんがソロライブのなかで
話題にしていた人。むの たけじ。
1915年生まれでなおかつ現在も
現役で活動しておられる。彼は
30歳の時所属していた朝日新聞の記者を辞めた。
辞めたその日が1945年8月15日。
その後もこつこつと文章を紡ぎ生きてきた。
孤高の記者魂。
近代日本における歴史の証人である。
「死ぬるとき、そこが人生のてっぺん」だと言う。
「1日多く生きれば、それだけ経験があるわけで、
その経験を大事にし、経験をかみしめて、そこから
考えることがあれば考え、学ぶべきものがあれば学ぶ。
そういう態度をとっていれば、人間というものは
日々成長していくものだと思う。」
『戦争絶滅へ、人間復活へ』 (岩波新書)より抜粋。
昨年12月秘密保護法が成立した日
日本のわずかな民主主義は死んだ。
昨日憲法が殺された。いままでも
殺されかけていたがとうとう骸になった。
それも自民党独裁政権によって。
どちらも非常にあっけなく。
未熟な議論とお友達閣議と
未来への責任放棄と
アベイズムへの批判を人事で封じ込めるあざとさと
嘘を塗り固める演説のそらぞらしさと・・。
数えあげればきりのないほどお粗末な政府を
日本国民は選び続けちゃったね。
人間の知性は洗練されていくはず
人間は歴史を検証し歴史に学び
同じ轍を踏まない
というのがいかに幻想か
この国の政治家を見ているとわかる。
こいつらに対してオレにできることは何か
しぶとく考えていきたい。