2013年8月25日 (日)

小鰯

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七度洗えば鯛の味

ってほどでもないけど

わりとうちの定番メニュー。

他のお刺身が売り切れで

刺身用の生小イワシがぽんと

陳列棚に残ってたりしたとき

この小っちゃいのを開いて

おろしショウガと醤油で頂く。

ハナは小鰯を開きにする際

梱包用の平たいプラスチック結束バンド

を少し切り取って

半分に折り曲げたものを

包丁代わりに使う。

初めてそのさばき方を見た時

へーっと感嘆した。

海の恵みに感謝。

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2013年8月24日 (土)

ふるさと

今の時代

あなたの故郷はどこですか?

と訊かれても

ちょっと考えてしまうような。

生まれ育った地と一概に言っても

これだけ個々の移動が激しいと

正直わからない。

それにたとえ故郷というものがあっても

その地に愛着があるかどうか。

原発事故によって

突然引き裂かれた故郷との別れは

想像つかない。

あえて想像力を喚起するために

この映画を観た。

オレの故郷ってどこだろ。

海かな。

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2013年8月23日 (金)

しゅっすい

17日だったかな。

うちで一番早く田植えした田んぼ

一本ほど出穂しているのを見た

朝露の降りた早朝

頭を出した穂の先や

とがった葉から

こぼれ落ちそうになりながら

なんとかしがみついている

露の玉

遠くにひろがる海

大小の水のコントラストを

しばらくじっと見つめていた。

瑞穂の国は

水によって守られている

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2013年8月22日 (木)

「海への流出は否定しない」

東京電力が公式に発表する

この言葉の真意はどこにあるのかな?

新聞記事では

事実として書かれているにもかかわらず

当事者の東京電力株式会社は

「高濃度の放射能汚染水が海へ

流出した可能性を否定はしませんよ」

という他者から目線で

国民に伝えている。つまりあれかな

「高濃度の放射能汚染水が海へ

流れ出ているかもしれないけど

それを指摘されたところで

どうもできませんよ」

という投げやり的意味なのかな。それとも

「高濃度の放射能汚染水が海へ

流れ出ているかもしれないけど

ガイガーカウンターの数値でわかるだけで

目視確認できないので

なんとも言えませんよ」

っていうジョークなのかな。それとも

「高濃度の放射能汚染水が海へ

流れ出ているかもしれないけど

肯定もしないし否定もしませんよ」

という中立的おっさんみたいな立場で

国民に一応の言い訳をしてるのかな。いずれにしろ

こういう言葉に妙にひっかかる

今日この頃であった。

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2013年8月21日 (水)

この水なるもの

陽ざし照りつけるなか

戸外で働いていると

当然のようにのどが渇く

コップに水を注ぎ

一杯目はとりあえず

ごくごくと飲み干し

ただただのどを潤す

二杯目は半分そそぎ

少しずつ口に運ぶ

こんな透明な液体

水というものの

ありがたさは

他には代えがたい

なにか宇宙からの

贈りものではないか

そう感じるくらい

不思議な飲み物である

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2013年8月20日 (火)

心の中に住む人々

自分の中に住んでいる人が多いほど

その人の心は広大である。

と誰かが言った。

私には理解できない行動の人も

私と異なる考えの人も

もちろん私の好きな人も

私が今までに出会って別れた人も

もうこの世にいない人も

本や映画など物語に出てくる人も

使う言語がちがう人も

罪をつくり他者を殺めた人も

・・

この世にはいろんな人がいて

私にとっていいとかわるいではなく

私も含めて網目のようにつながっている。

私の内に住む人々を切り捨てず殺さず

歳を重ねるほど

私の心に住む人が多くなる

そういう一生をおくりたいと

その人は言った。

現実の世界で一緒に住むのは難しくても

心の中ならいいでしょう、と。

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四葉のクローバーならぬ四粒の枝豆って?

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2013年8月19日 (月)

この国のメディアは

ここ最近きわめて

政治的な国民誘導がはなはだしい。

政権とメディアが一体化してしまったようだ。

たぶん最近に限らず

そういう流れはずっと続いていたのだろう。

あまり気づけなかっただけ。

テレビもラジオも新聞もそろいもそろって

毒にも薬にもならない情報を垂れ流す人ばかり

日本の将来を左右する問題の核心について

深める気はこれっぽちもない

ように見える。

憲法改正って微妙に操作言葉である。

改めることが正しいことであるかのように

単語を使って印象づける。本来は改定。

先日の参院選の報道は開票前から

自民圧勝を連呼する。暗に投票率を下げたいのか?

原発やTPPや北朝鮮に関する報道も政府の九官鳥みたい。

安べノミクスの根拠のない賞賛を

中立的に解説するふりをしたり。

こういうのを体制翼賛っていうんじゃなかったっけ?

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2013年8月18日 (日)

目で涼む

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毎日暑い日が続く。

昼間はぼーっとして

(ま、季節を問わずいつものことだが)

猫のようにぐにゃーっと横になっている。

そんな頭の中も

一応わずかながら働いていて

8月の終わりまでに

あそこの畑の草刈りやらないと、とか

陥没してる段々畑に土入れて整地しないと、とか

宿題がかけめぐる。思い返せば

小中学校の夏休みもこんなふうに

だらだらと過ぎていったような。

今も毎日夏休みのような?暮らしなのでなおさらだらだら。

でも考えてみると自分が

働けば働くほど人類全体がなんだか忙しくなるような

そんな気がするので

極力なんもせずぼーっとして暮らすのも

地球のためなのかもしれない。

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2013年8月17日 (土)

岩牡蠣

先日知人から

イワガキをコンテナ1杯頂いた。

港の生簀に浸かっていたのを

ぜんぶ持ってけーみたいに

どーんと頂く。

これは自分たちだけだと相当な量なので

シン夫婦と台湾人のお姉さんとうちの庭で

炭焼き宴会へと突入した。

瀬戸貝もいくつかあって

焼きたてを堪能した。

見かけがなんだか石の塊のようで

じっくり火で炙って殻の隙間から

海のおつゆがいい香り。

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2013年8月16日 (金)

熟議

日本という国は一応建て前では

議会民主制という

国会という議論する場で

法律や国全体の政策を決めましょうと。つまり

国の代表者同士が

筋道立てた話し合いで物事を決める

と戦後決めたらしい。

実際のところ戦後から今日まで

自民党の多勢に無勢のごり押しで強行採決される

法案が後を絶たないので

議会制民主主義は建て前で

現実はたんなる幼稚な多数決制と呼ぶべき。ところで

『忘れられた日本人』

という宮本常一さんの著書がある。

そのなかで、「村の寄あい」という一編。

集落に住む人が辻やお堂に集い

二晩も三晩もあきもせずに話し合いを続けるという。

かつては日本のあちこちで見られたであろう

いわば直接民主制いにしえ版である。

大政党に有利な選挙制度や投票率50%の状況を

反省するなら

いっそのこと村落単位のような小さな共同体での熟議を

取り戻したほうがおもしろそうだ。

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