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2014年1月

2014年1月31日 (金)

どぶロッカー

といっても別に

ロックンロールを歌うわけではなくて

反骨気分のノリで宣言したい。

酒税法という日本の法律によると

1%以上のアルコール度数の酒を

自家醸造することは禁じられているらしい。

作っても売るわけではないんだから

とか言い訳してもだめらしい。

酒税法第54条によると

10年以下の懲役または100万円以下の罰金。

製造物はすべて没収と相成るらしい。

天下の悪法。秘密保護法と同じくらい

反民主主義的法律である

と断言したいが酒をたしなまない人にとっては

どうでもいい話である。ともかく

どぶロッカーになる。

Dsc00528 うちの糀とさつま芋どぶ。

2014年1月29日 (水)

供養

ご先祖のみなさま

わたくしは今日も元気に働いております。

この場を借りてご先祖様に報告。

先祖代々が維持してきた畑やお山をきれいにするために

身を粉にしているといっても過言ではない。自画自賛。

陥没した道の普請をするのも

お金もさることながら

労力を相当要求される。

時間も削られる。お百姓とは

きりのない深みのような仕事である。

ご先祖さまのお墓も家の近くにあるのはあるが

そちらにはほとんど顔向けせずに

日々山仕事にいそしむ。しかしこれこそが

ほんとうの意味での供養だと信じている。

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7年前のうちのお山。

まだ竹藪あり道も穴ぼこだらけ石垣崩壊も多々。

 

2014年1月28日 (火)

ちびちび

先日から 来ている フランス人青年。

ほんとうに・・・ほんとうに・・・

強要しているわけでは ないのですが・・・

 

お土産を 持ってきてくださいましたup

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チョコ と お酒note

ちびちび だい と 食べてます。

青年を いっしょに食べようと誘うと

「 それは G I F T 」 だからと 断られました。

紳士~lovely

私 や だい なら ぜーたいに 断りませんsign03 

2014年1月27日 (月)

先祖

うちのご先祖さまが代々生きてきた

この周防大島に住みはじめて

そろそろ9年目になる。うちの父の故郷であるが

父はもう半世紀前にこの島を出て

べつのところに居を構えた。なのにまさかオレが

住むことになろうとは思わなかった。

去年『先祖になる』というドキュメンタリーを観た。

頑固一徹のおじいさんなのだが

彼の表情がなんともいい味かもしている。

佐藤直志さん。撮影当時77歳の齢。

3年前の大地震のとき津波によってさらわれた街のひとつ

陸前高田市に住む。

そばや田んぼを育てたり自ら木を伐りだして

その材で自宅を建て直すという。元樵。

息子さんを震災で亡くし家はめちゃくちゃになって

病をかかえそれでも

したたかに力強く生き抜こうとするその姿が

胸に焼きつく。

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2014年1月25日 (土)

発見

といっても別にたいした発見ではないのであしからず。

うちにびびという猫がいて

こいつがきれい好きで

いつも体中をなめなめしておる。もう

それはそれは丁寧に手足の肉球を

ぱっと開いて指の股や爪をなめ

しっぽといってもびびのしっぽは

ぶつりと切れたようなしっぽだが先までなめ

お腹やケツの穴も汚れをとるように見事になめ

背中や頭や耳はなめなめできんけーかわいそうにと

じっと見ていたらへーちゃんとなめておった。

手の平をなめながらその手で頭や耳をこする。

なめてはこすりなめてはこすり

自分の唾液で毛並みをくりかえしなでつけて

ひとむかし前にはやったリーゼントを思い出した。

っていうかこんな発見であった。

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2014年1月23日 (木)

ぜんざい

Dsc00514 ふつうぜんざいって言うと

小豆を使うが今年うちの小豆

種ほどしか穫れなかった。

というか小豆をそんなに収穫できたためしがない。

なのでうちのぜんざいは毎年

赤ささげ豆で作る。この豆は小豆もどきとして

わるくはない。だがいまいち青くさい味わいになる。

今回このささげ豆をなんども煮こぼして

アクをしっかりと除いてみた。

うーんまあどうにか合格。

煮詰めて柔らかくなった豆のほとんどは

すりつぶして味噌にした。

大豆代わりの変わり味噌。

仕込んで2年後に頂く予定。

2014年1月21日 (火)

大寒

旧暦の師走二十日は昨日だったが

まさに大寒らしい冷え込みである。

周防大島では雪が積もることは

めったにないが寒いことは寒い。

外で体を動かして働いていると

それほど寒さを感じなくなるが

いったんうちの中で暖まり

外に出るときはつらい。

ようするに体を動かして働きなさいと

お大寒さまが言っているようだ。

山を歩くと孟宗竹藪の中

猪が竹の子をあさった形跡に

あちこちで出会う。猪には春の気配が

はっきりわかるのだろう。

Dsc05120 庭のロウバイ。芳香を放つ。

2014年1月20日 (月)

仲間

さてそんな野生人イッチャン

のことを書き綴ったのにはわけがある。

過酷な放浪生活ですこし体を傷めて現在療養中の身ではあるが

彼の動物的感性をフルに発揮できる場は

やっぱお百姓しかない・・だろう。

我々はそう確信している。

それで先日誘ってみた。

周防大島で一緒に百姓仕事なんてどう?

うちの近くに移住して

家畜飼ったり田んぼや畑で働かない?って。

まんざらでもない様子。

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2014年1月18日 (土)

自然の施し

イッチャンという野生人についての

話題もうすこし続けたい。

着のみ着のまま歩き旅をしたり

野宿をしたり

季節労働したりという放浪生活の中で

彼はちょっとした食べ物を山や海で探してくる

という癖まで身につけた。

何年か前しばらくうちに居候していたときは

しばしば岩牡蠣やカラス貝みたいなのを採ってきて

食卓にのぼらせた。

またそのへんに棲息する蟹をいくつか拾ってきて

茹でて食うという。やばいからやめときなさいと諭した。

おそらく山でもあれこれと正体不明の成り物を

口にしていただろう。

あんまりへんなもの食うなよとうるさく注意すると逆切れする。

まあそんなイッチャンであった。

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2014年1月17日 (金)

流田川いのしし

今シーズン5頭目の女の子イノシシ。

今回は残念なことに

見回りに行ったときにはこと切れていた。

ワナのワイヤーにがんじがらめに

からまっていた。

ワナで仕留めたイノシシは大切に頂く

という使命が果たせなくて

彼女に申しわけない。

沢や川沿いなどわりと水辺に

絶好の通い道があると掛かる確率は高い。