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うちのご先祖さまが代々生きてきた
この周防大島に住みはじめて
そろそろ9年目になる。うちの父の故郷であるが
父はもう半世紀前にこの島を出て
べつのところに居を構えた。なのにまさかオレが
住むことになろうとは思わなかった。
去年『先祖になる』というドキュメンタリーを観た。
頑固一徹のおじいさんなのだが
彼の表情がなんともいい味かもしている。
佐藤直志さん。撮影当時77歳の齢。
3年前の大地震のとき津波によってさらわれた街のひとつ
陸前高田市に住む。
そばや田んぼを育てたり自ら木を伐りだして
その材で自宅を建て直すという。元樵。
息子さんを震災で亡くし家はめちゃくちゃになって
病をかかえそれでも
したたかに力強く生き抜こうとするその姿が
胸に焼きつく。
といっても別にたいした発見ではないのであしからず。
うちにびびという猫がいて
こいつがきれい好きで
いつも体中をなめなめしておる。もう
それはそれは丁寧に手足の肉球を
ぱっと開いて指の股や爪をなめ
しっぽといってもびびのしっぽは
ぶつりと切れたようなしっぽだが先までなめ
お腹やケツの穴も汚れをとるように見事になめ
背中や頭や耳はなめなめできんけーかわいそうにと
じっと見ていたらへーちゃんとなめておった。
手の平をなめながらその手で頭や耳をこする。
なめてはこすりなめてはこすり
自分の唾液で毛並みをくりかえしなでつけて
ひとむかし前にはやったリーゼントを思い出した。
っていうかこんな発見であった。
今シーズン5頭目の女の子イノシシ。
今回は残念なことに
見回りに行ったときにはこと切れていた。
ワナのワイヤーにがんじがらめに
からまっていた。
ワナで仕留めたイノシシは大切に頂く
という使命が果たせなくて
彼女に申しわけない。
沢や川沿いなどわりと水辺に
絶好の通い道があると掛かる確率は高い。