上手く消化できないものを
無理に消化する必要はない。
最近観た『刻印』という芝居の中身である。
味わいたかったので口に入れ咀嚼し
飲みこんだのはいいけど
のどにつっかえたような感覚でいる。
消化器官の途中でもやもやとした塊り
がひっかかってまだ腑に落ちていない。
でも消化しなければならないとこだわる必要もない。
この世界をまず受けとめること。
不束ながらも自らの心の受容体を信じるしかない。
受けとめて次に受け入れるかどうかはまた別の問題だ。
まず受けとめるという実行こそが冒険である。
自らが選択するという能動的態度である。
その選択によって未来が変げする。
変げのはじまりから受容の過程に入る。
受容とは果てのない心の旅だ。