昨年11月に徳山で
『ファルージャ』というドキュメンタリー映画
を観た。監督は伊藤めぐみさん。
その映画の内容もさることながら
同日に高遠菜穂子さんによる講演も身に染みた。
2004年4月イラクで3名の日本人が拘束され
自己責任バッシングが吹き荒れた事件
当事者の一人。
現在高遠さんはイラク及びその周辺で
フリーランスのソーシャルワーカーとして働いておられる。
研ぎ澄まされた感受性と明確な意志が
言葉や表情に現われている。彼女の話の骨は
日本で普通に暮らしている日本人は
イラク及び中東について何も情報を知らないに等しい
ということ。知らないというより知らされてない。
表層的なマスコミ報道を鵜呑みにしない
したたかな一市民でありたい。
という名前で地域おこしに
イノシシが一役買っている話もある。
ここのところ周防大島では
ちょっとしたイノシシブーム?である。
なにしろ自分みたいなにわか猟師でも獲れる。
それほど生息しているのだろう。
推定1万頭くらいいるんじゃないかと言われている。
このたび獲ったのは60kgほどの雄猪。
仕留めるのに手こずった。
眉間をどついてもなかなか失神に至らず
頸動脈を刺し切っても
起きあがって向かってくる。勇敢なやつだった。
こういうことを平然と書くのは残酷か。
でも見方を変えれば
肉という食べものがどういう経路で食卓へのぼるかを
想像しない人間のほうがずっと残酷ではないか
という気がする。もちろん生きものへの殺生を
もろ手を挙げて賞賛はしない。菜食主義者には
またべつの見方もあるだろう。
10年前周防大島に住みはじめたばかりの頃
長浦の砂浜をしょっちゅう歩いて
流木や有益なゴミを拾った。
私たちのホイト暮らしの始まり。
流木は鶏舎の止まり木に使ったり
鶏舎の部材にも利用した。
バケツ拾って今もそれで卵を集めている。
ボールいくつも拾ってmaro(犬)の遊び道具となり
直径80cm縦50cmほどの丸太は重かったけど持ち帰り
薪割りの土台に変わった。
蔓でできた安物?の籠は長年波に洗われたせいか
妙な渋さを醸しだしており
フリマで商品陳列に活躍する。
そんなこと思い出しながら
大上 隆さんの漂流物についてのお話をお聴きした。
http://www.towatown.jp/koryu-center/topics/2015/20150108-1.html