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2015年3月

2015年3月18日 (水)

つげ義春

20代の頃から

つげ義春をおりにつけ読む。先日も相方が

図書館で借りていたのをたまたま枕もとで見つけて

読んでみた。

画の雰囲気は鬼太郎が登場しそうだが

中身はおちのないリアリズムで

幾分つげ式妄想が混じっている。

笑うというのとはちがう。

にやりと言ったほうが適当か。

不気味さもエロさも漫画家としての

酸いも甘いも掻き分けて

しぶとく生きてきた軌跡がここにある。

1937年生まれというと80歳近いが

いま一度脚光を浴びてほしい漫画家の一人である。

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2015年3月17日 (火)

昼の会食

ときどき両親がうちの野良仕事を

手伝いに来てくれる。

うちにとってはありがたいが

歳とってまでいまさらなんで息子の道楽仕事に

付き合わなければならないか

そう思っていたらごめんなさい。

手伝いに来てくれた日の昼メシは

たいてい山の道端で

ござ敷いて会食となる。

たまたまの客人や居候までもふくめて賑やか。

父の手料理を鍋ごと持ってきておむすびと頬張る。

ちょっとしたピクニック気分。

幸せというのはそういうことだなと妙に納得する。

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うちの山から見た久賀の町。

2015年3月16日 (月)

仕事

仕事や労働はカネのためにある

という考え方は視野が狭い。

20代からずっと旅暮らしをしている僧侶のシゲルくん。

旅といってもほとんど歩きそして野宿。

『かむろば村』の高見くんみたいに

銭が恐いわけではないよ。

シゲルくんはお金を多少は使う。ただし稼がないだけ。

カネ稼ぐために生きてない。

歩いて野宿してそれが彼の暮らしであり

生きざまであり仕事なのだ。

彼の自由高潔な精神のおこぼれを頂いております。

Dsc01408 毎年うちに訪れてくれてありがとう。

2015年3月15日 (日)

アンダーコントロール

もし伊方原発の建屋がこけたら

当然放射能が環境にまきちらかされ

福島やチェルノブイリの三の舞

になるだろう。

広瀬隆さんによると伊方原発は

こけやすい場所に建っているという。

半径50km辺りに周防大島が入る。

50万都市の松山市もだいたいその辺り。

実際に伊方原発が爆発したら

自分がどう動くか考えておくのも妥当である。

3月21日(土)山口市で開催される集会のマルシェに

出店します。よろしく。

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2015年3月14日 (土)

卵納豆

朝メシによく納豆を頂く。

これはたいてい市販の納豆。

ご飯とみそ汁との相性

でいえばレベル高い。

わたくしが時々欲する頂き方。

新鮮な生卵と納豆とてんこ盛りの刻み葱

に醤油をひとたらし。

よーく混ぜてあつあつご飯にのせて

海苔に包んで頂く。

市販の納豆パックに付属しているたれは不要。

奥出雲の井上古式醤油が近年うちの常備調味料。

Dsc01395 夏には刻みオクラを混ぜ合わせるのもいける。

2015年3月13日 (金)

シークァーサ

はたち頃沖縄の製糖工場で

3か月くらい働いたことがある。

さとうきび刈りの季節

昼夜二交代制の24時間操業。

タコ部屋みたいな旅館に住込み工場へ通う。

1週間毎に16時間勤務があって昼と夜が入れ替わる。

その夜勤明け旅館に帰る道すがら

路地の塀からはみ出すように実っていた

シークァーサが朝日に照らされていた。

もうろうとした頭でなんだかその景色が

周防大島とかぶって見えた。

沖縄の辺野古では日本政府がアメリカ軍の出先機関になって

強行工事を押し進める。いったいこの国の政府は

誰のために動いているのか。

こんな国に税金払いたくない。

Dsc01393 うちの山に生ったシークァーサ

2015年3月12日 (木)

芋けんぴ

うちでは毎年1反くらい

さつま芋畑にする。

形状もよくキズもないものは

そのまま売り場へ出荷するが

どうしてもキズ芋やひねくれ芋も出てしまうので

そういう子たちにはかりんとうとして

活躍してもらう。この芋かりんとう

さっと油で揚げるだけというシンプル菓子なのだが

適度な歯ごたえを残すために

意外と揚げ方にこつがいる。

相方が揚がり具合を試行錯誤しながら現在に至る。

原材料もごくシンプル。うちで育てた無農薬芋と

溶かしてからめるきび砂糖とライスオイルのみ。

「道の駅サザンセトとうわ」や山口市の「わっか屋」で販売中。

Dsc01391 マスコットキャラは「芋むしくん」という名前です。

2015年3月11日 (水)

原発

福島第一原子力発電所の爆発事故は

天災ではなく人災。

そんなこと明白。そもそも

放射性廃棄物の処理自体が不可能で

放射能を無毒化する技術もなく

それを前提にしてなお

原発作ろう売ろう再稼働しようと

首相自ら旗振り役なのが

この日本の無責任体制を象徴している。

原発爆発による放射能の拡散で

津波災害の人命救助に大きく支障をきたしたという。

『日本と原発』 河合 弘之 監督

ぜひ観てほしいドキュメンタリー映画である。

http://www.nihontogenpatsu.com/wp/wp-content/themes/original/img/index/key01.jpg

Dsc00438 祝島

2015年3月10日 (火)

柳井温泉

なじみの銭湯みたいな温泉。

湯船から見上げると

吹き抜けのしみだらけ天井があって

壁には年代物の地元商店街宣伝ポスター。

昭和にタイムスリップした趣のある空間にて

ゆっくり湯をつかう幸せ。

なにがこの銭湯温泉わたくしをこうもひきつけるのかと

のぼせた頭で考えてみるに

ようするに

へたに飾らないところだった。あるがまま。

経年によるしみや傷みが風格になっている。

小奇麗でぴかぴかした保養施設よりも

時代にとり残されつつある街場の銭湯に

ほっと一息。

できるかぎり存続してくださいと願うばかり。

Img00735 夕暮れの柳井温泉

2015年3月 9日 (月)

GM作物

遺伝子組み換え農産物について

天笠啓祐さんのレポートを読んだ。

アメリカで生産されるとうもろこしと大豆の

9割以上が遺伝子組み換え品種。

日本のとうもろこし大豆全輸入量の半分はアメリカ。

カナダで生産される菜種の

9割以上が同じく遺伝子組み換え。

日本の菜種全輸入量の9割はカナダ。

オーストラリアで生産される食用綿実の

ほぼ100%がやっぱり遺伝子組み換え。

日本の食用綿実全輸入量の9割はオーストラリア。

ここから何がわかるかというと

極力はしょって言えば

日本の畜産の餌はたいてい遺伝子組み換え飼料で

日本人がスーパーで買うサラダ油もたいてい

遺伝子組み換え原料であるという現実。

多くの加工食品添加物に関してはGMかどうかの表示もない。

日本人の身体や細胞の構成が今後どう変化するか

実験されているような後味。

遺伝子組み換えではない食品を選びたい人には

住みにくい国になっている。

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