カルロスという映画を観る予定の人は読まないでね。
先日『カルロス』という映画を観た。
約5時間半の長編。
マルクシズムをテロルで実践しようとした
壮絶な男の半生を描いた力作――と勝手に自分で想像して
期待した。
彼、本名イリイチは、チェ・ゲバラを気取った
いんちきくさい革命家として登場する。
フランス人はこの男のうそ臭い革命理論を笑いたいがために
この映画をつくったのかもしれないと
勘ぐってしまう。
もしくは、ベニチオ・デル・トロの長編ゲバラ映画の
パロディとしてつくったのか。
いずれにしてもカルロスの
クライマックスはなんだか笑いがでるような。
C'est la vie!
とひとりごちそうな。
やっぱ、ちゃかしてるよな。
彼は今もフランスの刑務所にかがんでいるらしい。
現在64歳。