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2013年6月

2013年6月20日 (木)

怒涛の6月

5月6月って

うちにとってはすべきことが

やたらとあって休みのない月。でも

なんでこんなに働かなくてはならないかな

という不満はない。

やってることがどれもこれも楽しいといえば楽しい。

しんどいときもあるけどほとんどたのしい。

時間に追われながらも

なんだかマゾヒスティックな快楽とスリルあり

生きてるなっていう充実感もある。

たぶんそれは、自分の時間を自分のために

つかっているよろこびなのだろう。

自分の時間をことごとく自分のためにつかえる者

は幸いなり。それもお百姓の醍醐味である。

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2013年6月17日 (月)

弱小農家的問題

本業は農業。

農業といってもいろいろあるが

始めたときから

一貫するのは食にかかわるということ。

人の、食という根源的ないとなみにかかわる。

これを問いつめたい。

問いつめる中で

自分のこころざすお百姓のかたちと

どうしても折り合えない問題が出てきたとき

なぜ折り合えないのかを

探っていきたい。

例えば、遺伝子組み換え食品。

例えば、原子力推進政策。

例えば、TPP。

例えば、米軍基地。

例えば、経済至上主義。

例えば、日本の食糧自給率。

例えば、ファーストフード。

例えば、ウォール街。

例えば、テレビのグルメ番組。

例えば、薬品。

例えば、化石資源。

例えば、水。

       ・

探っていきたい問題はきりがない

ように見える。が、

いずれの問題も

アメリカアメリカしてるという現実は

共通項がある。

2013年6月16日 (日)

田植え

一年でもっともいそがしい季節。

なにも考えない。

ひたすら作業に没頭する。

6月って農作業の諸々が

いっぺんに訪れるので

余裕なし。

今朝は6時過ぎに起きて

朝ごはんなくて、昼はおむすび少し頂き

あとはずっと田んぼに入っていた。でも

自分のすべき仕事がわかっているって

とても幸せなこと。

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2013年6月15日 (土)

代かき

しろをかく

という言葉がおもしろい。

なんで田の面を代というのだろう。

いずれ調べてみたい。

うちでは作業の手間を省きまくる。

5月に荒起こしといって本年初めて田を一回耕うん。

牛を操るか人力か迷うところだがもちろん耕耘機で。

機械はありがたい。

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6月に入り田植えの5日前に畦ぬりして

仕上げたらすぐに代かき。

代かき後2~3日土を落ち着かせて田植え。

荒起こしも代かきも

あまり細かく丁寧に土を砕かない。

元肥も入れない。ただし藁は全量田んぼに返す。

こんな雑な田んぼ作りでも案外稲はすくすく育つ

ようだ。

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2013年6月14日 (金)

洗剤

実をいうと、

というほどあらたまった話でもないのだが、

オレは個人的に洗剤を使わなくなって3年経つ。

20代の頃から石鹸を使って

全身洗うのは常であったが

3年前から髪も体も歯磨きも

石鹸使うのやめた。

一年くらい全く石鹸を使わなかったのだが、

最近は手を洗うときはたま~に

自分で作った石鹸を使う。

匂い?べつにしない。

汗とか体臭は?べつに気にしない。

ばい菌とか?た、たぶん体中ばい菌だらけのような。

て、ていうか人間自体が地球にとってばい菌みたいだし。

まあ、ともかく

べつにいばってする話でもないが

石鹸使わなくなってよかったことは

しいて言えば

よけいな薬品を体に擦りこむ行為から

解放された気がする。なんか身軽になったような。

もっと早く気付けばよかった。

2013年6月13日 (木)

米軍機騒音

夜も11時になろうというのに

アメリカ軍の飛行機は

地鳴りのような爆音を響かせて

ここ周防大島の上空を

行きかう。

以前にも言ったけど

この日本のどこが主権国家なわけ?

自民党の現総理にきちんと答えてほしい

質問のひとつである。

この日本はアメリカの属国なわけ?

多分アメリカ軍は

アメリカ合州国本土でも民家のある地域では

こんな傍若無人なまねはしない。

一種の人種差別なのだろう。

日本がアメリカにとっての敗戦国だからってわけ?

いつの時代の話なのか

それって今の小学生や中学生に

納得できるかな。少なくとも

ポツダム宣言から約30年後に生れた

オレにはまったく納得できない騒音公害。

これを公害と言わずに何と言えばいいの?

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2013年6月12日 (水)

畔塗

あぜぬり

くろぬりともいう。

うちで借りている田んぼは

一枚が大きいところでもせいぜい七畝くらい。

またその田んぼたちが

それぞれ不規則な形をしているので

畔が長く伸びている気がして

なかなかはかどらない。でも

こういう農作業は風情がある。

毎年畔を塗りながら

こう考えることにしている。

水が溜まるように

人が少しの手を入れて

さまざまな生き物の住み処を

作ってあげようねと。

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2013年6月11日 (火)

性交

20年くらい前に観た。

今村昌平監督作品のひとつ

『楢山節考』

緒方拳主演渋い百姓のなりがはまっている

左とん平いい味出してる。

おばあさん役の女優は誰だったか忘れた。

いわゆる姨捨山の物語なのだが

方言がずらずら弁なのだ。ちょうどその当時オレは

長野県の川上村というところで

農業の季節労働してて

まさにその地域で言葉の語尾にずらずら付く方言

が使われていた。

その映画はとにかく人間のあれもさることながら

いろいろな生き物の性交状態が映されて

なかなか勉強になった。

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青大将の交尾姿なのだけど

わかりにくくてごめん。想像力で補ってね。

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2013年6月10日 (月)

ブジシチェ村

『アレクセイと泉』

という本橋成一監督のドキュメンタリー映画

をアクティブ柳井で観たのは

確か9年前。

サラリーマンを辞めて

お百姓で暮らしていこうと決意した頃だった。

ブジシチェ村とは

チェルノブイリ原発の爆発事故で

強度の放射能汚染地帯となった辺りにある

村のひとつである。

映画が終わって、本橋監督が少しお話された。

村の老人たちの平穏な日常や

お百姓仕事の風景がなにげなく映されているが

そこは間違いなく放射能の高汚染地区である。

農業の禁止区域であり、暮らすこと自体が

危険な区域である。

アレクセイ曰く、

「運命からも自分からもどこからも逃げられない。

だから僕もここに残った。」

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生き物の防衛本能としての毒など

人間が作りだす毒の怖さに比べたら

足もとにもおよばない。

2013年6月 9日 (日)

毒考その二

生物が防衛のために備えている

毒を適度に人の体にめぐらせるのは

心身改善になる

という仮説を立ててみた。

それを証明するには

オレ自身の体を使って

実験観察を繰り返すしかない。

しかし正直にいえばマムシの毒は

敬遠したい毒の筆頭にあがる。ふたたび

オオスズメバチに刺されるのも

ごめんこうむりたい。あの痛みは強烈すぎて

苦痛でしかないので精神衛生上よくない。あと

外国産の生き物の毒は除外。

まず毒が身体に入ったら

どういう症状が出るか自分を観察する。

痛みや腫れの経過時間やバイタルチェックなど

ほんとうはしたほうがいいのだろうが

しない。ただただ自分の個人的、主観的

実験態度でのぞみたい。

毒を受容した結果として

なにが良かったかを考えていきたい。