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2013年6月

2013年6月30日 (日)

奇跡とは

実は平凡な日常の中に

ひっそりと存在する。

ひとは常々心のうちで願い続けていることが

ある日ふと成就すると

自分だけの奇跡だと信じる。

それも達成するのに困難が伴うことであれば

なおさらその共時性に歓喜する。

しかし考えてみると

オレがいまここで

ごくふつうの健康体で田畑仕事をしている

たったそんだけのことだがこれも奇跡である。

心臓が1分間に60回搏動し

体中くまなく血液を行き渡らせ

体を自分の意志で操り

脳はこの文章を拙いながらもつむいでいる。

このこと自体奇跡である。

すべて人は奇跡的な歴史の連続で成り立っている。

その喜びをかみしめる。

奇跡の連なりを全身でかんじる。

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2013年6月29日 (土)

だらだら

今日は一日中まどろみながら

本を読み、またまどろみながら別の本を読む。

こういう混沌とした過ごし方

ぼんやりとした幸せ感覚というのは

人間の活性には必要不可欠。

働かなければいけない

家事をしなければいけない

人と仲良くしなければいけない

なにかをしなきゃいけない

という、でなければならない状態から

一日離脱してみると

世界はまた新しく動きだすのであった。

野生の動物は一瞬一瞬が生と死の

絶えざる葛藤である。

人間も本能的備えとしておそらく

この葛藤状態が無意識の中に

組み込まれているのかもしれない。

なので多くの人は次々と迫られるように

でなければならない状態に身を置きたがる。

まあ、たまにはそれを脱ぎさりたいよね。

すっぱだかで海を泳ぐような。

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2013年6月27日 (木)

ひとつことを聞きて

いつもめずらしくはじめたるように

信の上にはあるべきなり。

ひとつことを幾たび聴聞申すとも

めずらしくはじめたるようにあるべきなり。

15世紀に生きた蓮如上人の言葉。

オレなりに拡大解釈すれば、

日々同じようなことを聞いたり見たり感じたり

人の暮らしはそんなものかもしれないが

それでも日々新鮮な気持ちで

生きたほうがあなたの心をゆたかにする。

何度同じようなことを聞いても見ても感じても

毎たびさもめずらしいことのように

ものごとを受けとめる人こそ

ほんとうの信心に近づいているのではないかな。

と、自分の中で

この言葉をかみくだいてみた。

まだ消化するにはいたらないが

日々お百姓仕事をしていると

蓮如さんのこの言葉をしばしば痛感する。

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2013年6月26日 (水)

木耳

キクラゲと読む。

正確にはキクラゲ科アラゲキクラゲ。

くもりがちな天気が長らく続き

空気中の湿度が年間で最も高くなる頃

彼らは勢いよく発生する。

木の耳とはおもしろい表現である。

実際ほだ木に生えているのをじっと見ると

なんだか耳のように見えてくる。

栽培用品種はアラゲキクラゲだが、

ここ周防大島にはキクラゲ科キクラゲが

自生している。山を歩くとよく見かける。

台湾ではキクラゲ栽培が盛んだと聞く。

ここも台湾ほどではないが温暖な島なので

キクラゲ栽培の適地と見込んで

4年くらい前から栽培し始めた。全て原木栽培。

原木になる樹種が多いこともあり

育てやすいきのこである。

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2013年6月25日 (火)

1+1=?

大規模農業の面積を実感したければ

ぜひ長野県辺りの高原野菜農家で

季節労働してみることを

お勧めする。あの辺りは

野辺山、川上村、北軽井沢、清里・・

夏は冷涼な気候で芸能人やセレブの避暑地

の印象あるが、農家にとっては

夏といえば稼ぎ時。どこの農家も朝の1時2時から

レタスの収穫作業。寝るのは一体何時って

いうくらいの超長時間労働。たとえ嵐であろうが

関係なく働くつわもの農家ばかり。

比べて、うち。弱小農業というか

遅々としてはかどらないお百姓姿勢。

耕作面積や稼ぐ額などまったく比較にならないが

心の余裕だけはわりとたっぷりあるつもり。

あくまでつもり。

大規模農家が大型機械を存分に駆使して稼ぐとしたら

うちはたいがい人力。ひとりでこなせる作業量は

ほんっとたかが知れてる。一人はやっぱり一人でしかない。

でも、はながいれば二人。

うちのような吹けば飛ぶような弱小農家も

二人で進めれば三人分の力を発揮できる。

2013年6月24日 (月)

うめ

梅雨といえば梅

の収穫時期。

実を言えば、近所の地主さんから

梅畑を一反弱借りていることになっている

のだが、今年はいっさい手を入れていない。

とやかく言い訳なし。

ただ他のことがいろいろあって

梅林まで手が回りきらない。

5年くらい前から、年何回かの草刈りと

冬選定だけはしていたのだが

今年はほったらかし。

すみません。この場?を借りて謝ります。

なかなか手入れできなくてごめんなさい。

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でもなぜか今年も梅がある。山からの頂きもの。

売り場から引き上げた黄色くなった梅で

夏の清涼飲料を作る。梅と砂糖同量で瓶に詰めて

寝かせる。へたな市販のジュースよりも

こっちのほうが断然いい。

2013年6月23日 (日)

手作り餃子

5年くらい前かな。

中国から輸入された冷凍餃子

が原因で食中毒騒ぎが起こったのは。

結局毒物を混入させた犯人がいたとかいないとか。

なんとなくうやむやになりつつ

しかしながら中国製加工食品に対する疑惑は

もやもやと続いている。

もっとも加工食品の偽装事件など

日本製でもめずらしくない時代なのだが。

例の餃子事件以来

うちではレトルトや冷凍の餃子、焼売は買わない。

はなが餃子や焼売は作る。

しかしながら皮が破れやすく

餃子の具炒めみたいな様相になるのが惜しい。

今晩はいかがでしょうか?

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ほらhappy02今日は上手くいきましたscissors。(はな)

2013年6月22日 (土)

信じる者は救われる?

日本の政治家に根強く巣くう

経済成長しなければならない

という願望というか神話というか

それはどこから来るのだろう。

GDPとかGNPとか数字で表される

国民の豊かさって

何の豊かさなのかな。

精神的な豊かさではないよね?

もしその数字に精神的な豊かさが含まれるのなら

こんなに自死率高くならないだろう。

日本って年間約3万人の自殺者があるってこと自体が

豊かさをはき違えている証拠かな。

60年代の高度経済成長や

80年代のバブル経済が

相当おいしい経験になった人もいるだろう。

ただちょっと考えてみると

いざなぎ景気とか言ったって

朝鮮半島やベトナムなど

他国の戦争による特需景気をひっくるめて

そう呼んでいてなんだか恥ずかしい景気である。

戦争と景気は親密な相関関係にある。

2013年6月21日 (金)

夏至

一年でいちばん陽が長い日。

とはいえここ3日続きの雨。

暗くなるのは早い。

ここ1週間というもの田んぼに

かかりきりだったので、畑をおざなりにしていた。

久々にそれぞれの畑を見ると

草草草丈が伸びて野菜が日陰になりつつある。

野菜畑は毎日少しでも手入れしないと

一度にはできないと

わかってはいても、今の時期はしょうがない。

っていうか仕事欲張りすぎかな。

でも野菜っていったん勢いづくと

周りの草を押しのけるように育っていく

瞬間がある。ちょっと感動する。

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